『吉田類の酒場放浪記』生麦駅1分「魚河岸」で錦織圭も大好きなノドグロを堪能

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酒場詩人・吉田類が、酒場という聖地へ酒を求め、肴を求めさまよう番組『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS、毎週月曜21:00)。8月17日放送回では、神奈川県横浜市鶴見区生麦の居酒屋「魚河岸」を訪問した。

ビール工場のお膝元だけあり、急行の通過駅にも関わらず、駅前には酒場が充実している生麦駅。吉田はまず工場を見学し、作りたてのビールを試飲。これで準備運動はバッチリだ。そして、駅から1分も歩けばすぐに見えてくる「魚河岸」に到着。魚屋を経営していた先代が駅前で始めた角打ち(酒屋で立ち飲みする際に、四角い升の角に口をつけたことが由来の言葉)をルーツに、約35年もの間、新鮮な魚介料理を提供し続けている。現在店に立っている二代目の主人も、横浜の中央市場で魚をさばいていたプロだ。

吉田はまず、期間限定生産「キリン一番絞り 横浜づくり」で乾杯。暑い時こそ腹を冷やさぬようにとの気遣いを込めた突き出し、鱈が入った湯豆腐をつまむ。「こんな湯豆腐の突き出しっ鱈(たら)!」と、今宵はダジャレも絶好調。そんな中、この店の看板メニュー、世界で活躍するプロテニスプレーヤー・錦織圭も大好物だということで知られる高級魚・ノドグロが登場。ミナミマグロ、アオヤギ、マコガレイと一緒に刺身の4点盛りで1500円はリーズナブル。吉田はすかさず「贅沢な日本酒が欲しい」と注文した。

そこで出てきたのは、福井の純米酒「一乃谷 純」。ノドグロの刺身を肴に堪能し「深みがあって、何故に、この軽やかな飲み口。(ノドグロが)なんでこんなに美味しいんだろうね。すっごい、刺身なのに軽やかで濃厚な味」と大興奮だ。また、店主が「皆さん、本マグロとおっしゃるが、私はインド(マグロ)が好き」と、あえてミナミマグロを提供しているこだわりを明かすと、「甘みがありますよね」と吉田も合意。「味が、インド(良いど)」と、またしてもダジャレが炸裂した。

その後も、脂を取り除くため澄んだ色をしている、カツオダシと塩味のスープが特徴的な「牛もつ煮込み」。カウンターに座っていた常連客に分けてもらった、江戸前の「煮穴子」。するめいかにワタを6つ詰め込んだ店主の特製「烏賊の沖漬け」。次々と繰り出される、呑兵衛にとって至極の肴たちに吉田の顔もほころび、ますます酒が進んでいた。

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