詩人・谷川俊太郎（83歳）が、8月16日放送の『情熱大陸』（MBS／TBS系ネット、毎週日曜23:00）に出演。番組では今回、谷川が毎夏過ごしているという北軽井沢の別荘に初潜入し、“今伝えたいこと”に迫る。
1952年、20歳の時に詩集「二十億光年の孤独」でデビューして以来、詩だけにとどまらず「鉄腕アトム」主題歌の作詞や「マザー・グースのうた」の翻訳なども手がけ、60年以上にわたり創作活動を行っている谷川。豊かな言葉で綴られた詩の数々は世界中で翻訳され、国や世代を超えて支持されている。
「密着取材は苦手」だという谷川だが、昨今の出版不況について「いくら作品を発表しても多くの人の目に触れなければ意味がない」と感じているという。そこで今回は、北軽井沢にある自身の別荘に、初めてテレビカメラを招き入れて取材を受け入れた。
普段、政治的なことはあまり語ろうとしない谷川だが、カメラを前にすると、不安定な世界情勢や安保関連法案で揺れている現在の政局について、実に詩人らしい言葉で思いを語る。また、あるイベントでは、1970年の大阪万博の時に書いた詩を突如朗読し、新国立競技場の建設問題を想起させた。そんな谷川は、番組の中で「日本と私」をテーマにした詩を創作、発表。詩を通して、“今”伝えたいこととは何なのか。
そのほか、音楽家の息子・賢作との共演ステージや朗読イベントなどにも密着し、谷川が紡ぐ言葉の意味を紐解く。
