綾野剛、向井理との友情をアピール「長い付き合いになりそう」

公開: 更新:

8月29日(土)公開の映画『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露舞台あいさつが、11日に都内で行われ、主演の向井理をはじめ、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、大森南朋らが出席した。

本作は、2014年1月に放送され、平均視聴率14.2%、最高視聴率18.9%を記録した連続ドラマ「Sー最後の警官ー」の劇場版。「ビッグコミック」(小学館刊)で連載中の同名漫画(小森陽一・原作、藤堂裕・作画)が原作で、架空の警察庁特殊急襲捜査班・NPSの活躍を通し、NPS隊員・神御蔵一號(かみくら・いちご)の成長が描かれる。

主人公の一號を演じた向井は「映画では、連ドラよりも成長した一號の姿を見ることができる。映画によって何かを受け取っていただければ作った甲斐があります」と挨拶。警察の特殊部隊・SAT随一のスナイパーで一號のライバル、蘇我伊織(そが・いおり)を演じた綾野が、同い年の向井について「元々共演者を超えた友人関係でしたが、この映画をきっかけに、それが一層深まった。長い付き合いになりそうです。10年後、お互い隊長になっていたら面白いですね」と目を輝かせると、向井は「飲みに行っても映画の話は全くしないよね(笑)。もう一度『S』が作れたら良いね」と笑顔で語り、続編の制作を熱望した。

また、今作からの新キャラクターで、海上保安庁所属特殊警備隊・SST隊員の倉田勝一郞を演じた青木は「元々チームワークがあるところに入るのは、生半可な気持ちだと弾かれてしまう。皆さんに負けないように飲み会からしっかり参加しました(笑)」とコメント。綾野から「すごい飲み方していましたね」とツッコミが入ると、「これも役作りの一環だから(笑)」と強調し、観客の笑いを誘った。NPSのネゴシエイター・古橋誠二朗を演じた池内は、出演者のチームワークについて「みんなLINEのグループで繋がっているから」と告白。NPSのスナイパー・林イルマを演じた新垣も「全員が常に一緒の現場ではなく、各々が別の現場で撮影をしている時もあります。そういう時はLINE上でメッセージを送り合い、励まし合っていました」を仲の良さを明かした。

さらに、映画のタイトルにちなみ“奪還”したいものを聞かれた向井は「連ドラのクランクインの日、全速力で走っていたら思い切り転んでしまい、膝がえぐれてしまった。1ヶ月くらい血が止まらず、アクションシーンの日程をずらしてもらったことがあるので、できれば怪我がない状態で演じ切りたかった」と振り返る。一號の幼なじみ・棟方ゆづるを演じた吹石は、イベント開始直後に靴のストラップが壊れてしまうというハプニングに見舞われたことから「開始前に戻れるよう時間を奪還したい(笑)」と、新垣は「筋トレで左側の筋力が弱いとわかったので、左側の筋力を取り戻したい」と回答。NPS隊長・香椎秀樹を演じた大森が「若さ」と即答すると、客席は大きな笑いに包まれていた。

そのほか舞台あいさつには、平山浩行、高橋努、平野俊一監督が出席した。

PICK UP