『マツコの知らない世界』十割そば290円に「立ち食いそば業界の企業努力はすごい」

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日常に潜む様々な“知らない世界”に精通したゲストが登場し、マツコ・デラックスにその魅力をプレゼンする番組『マツコの知らない世界』(TBS系列、毎週火曜21:00)。11日放送回の前半は、1日3食そばを食べる女・イトウエルマさんが登場し、「立ち食いそばの世界」を紹介した。

イトウさんは、3年前に初めて食べた“立ち食いそば”の美味しさに感動し、その後「立ちそばガール!」という書籍を出すほどのマニアに。そんなイトウさんがまず解説したのは、3大立ち食いそばチェーン「名代 富士そば」「ゆで太郎」「小諸そば」。

業界のパイオニア「富士そば」は、24時間営業を始めた日本初の外食チェーンであり、そばと丼のセット売りも初めて実施したという。イトウさんのオススメは、「冷やしゆず鶏 ほうれん草そば」450円+「ミニ親子丼」300円。イトウさんいわく、「各店舗で店長考案のメニューを出せるので、新商品が続々誕生し、お客を飽きさせない」そうで、近年は女性客を意識して椅子席も多い。約5年は立ち食いそばに行っていないというマツコは、一口食べて「私が知ってる富士そばじゃない。こんなのなかったわよ。(見た目が)栗原はるみさんが作ったみたい。ゆず、いいね」と驚いた様子。親子丼に関しても「これの大きいのだけ食べに行ってもいいくらい」とコメントした。

「ゆで太郎」でイトウさんのオススメは、「野菜天そば」500円。「もう私の知ってる立ち食いそばではないわ。これよりまずいそば屋、いっぱいあるわよ」とマツコ。続いて、メディアに滅多に登場しない「小諸(こもろ)そば」でのオススメは「鴨南蛮」590円。「いい鴨使ってても、固くしちゃうおそば屋さん多いんだよね」と語ったマツコは、一口食べて「うわ!柔らか。これほんとにすごい。びっくりした」と大感動。鴨肉の塊を低温で焼いて冷蔵で納品し、各店舗でカットしているため、鮮度の高さを保っているという。

そして本命は、イトウさんが開眼するきっかけとなった、業界に革命を起こした「十割そば 嵯峨谷」。手打ちでも打つのが難しい十割そばを、立ち食いそばで実現した奇跡の名店だ。スタジオに登場したのは、そば粉100%の「もりそば」290円+「かき揚げ」100円。マツコは、「わわわわ、すごい。いやあ、これすごいわ。おそばの香りがちゃんと鼻に抜ける」と絶賛。その衝撃のコストパフォーマンスに「立ち食いそば業界の企業努力はすごいね。手打ちだからって安心しているそば屋は勝てないよ」と語った。

最後に、イトウさんが注目している「そばよし」を紹介。江戸時代から続くカツオ節問屋が経営しているので、とにかくカツオ節にこだわっている。オススメは「かけそば」270円+「半ライス」80円。「おだしでご飯たべるの?」といぶかしげなマツコに、イトウさんは「それもいいんですが、もう一ひねりあります」とニヤリ。そこで登場したのは、「生卵」60円、「おかかごはん用 粉かつお」無料。ご飯に粉をたっぷりかけて、溶き卵と醤油を入れて混ぜると、ツウも唸る逸品になる。最高級のカツオ節に宗田節とサバ節を加えた濃厚なそばつゆを作る過程で出る削り粉は、そのあまりの美味しさから、店内に置いておくと盗まれるほど。今はご飯と卵を注文した人にしか出さないという。マツコは「これ美味しい……」の他に言葉が見つからず、一気にかきこんでいた。

この日の番組後半では、UFO映像コーディネーター・山口敏太郎さんが「UFOビジネスの世界」を紹介。あの「ロズウェル事件」の経済効果について解説したほか、ニセモノと断定しきれないUFO動画も公開された。

※文中の値段はすべて税込み

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