萩原みのり、金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』出演で合唱の楽しさにハマる

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芳根京子、志尊淳、吉本実憂、森川葵、堀井新太、高杉真宙、萩原みのり、泉澤祐希といった次世代のスター俳優が総出演する金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』(TBS系列)が、毎週金曜22時より放送中。同作は、芳根演じる、表参道高校に転入してきた合唱好きのヒロイン・香川真琴が、廃部寸前の合唱部を立て直し、歌の力でミラクルを起こす痛快・青春ホームコメディ。神田沙也加城田優といった、ミュージカルでも活躍し歌唱力に定評のある俳優陣も出演している。部員が歌う合唱曲に「Over Drive」(JUDY AND MARY)、「TOMORROW」(岡本真夜)、「女々しくて」(ゴールデンボンバー)といった、誰もが知る新旧のヒット曲が登場することでも話題を呼んでいる。

今回は、一見無口な女子だが、部員たちの前ではお喋り&毒舌になる合唱部部員・佐々木美子(ささき・みこ)を演じている萩原さんにインタビュー。合唱への思いや共演者について、学生時代の部活エピソードについてなど、たっぷり語っていただいた。

――芳根さんや志尊さんをはじめ、メインキャストの高校生たちは、1000人以上が参加したオーディションから選ばれたメンバーだそうですね。萩原さんが選ばれた時のお気持ちはいかがでしたか?

実は私、歌がそれほど得意ではなくて……。オーディションを受けている最中から「きっと駄目だろうな」と思っていました。今は猛練習の甲斐もあり、だんだん歌えるようになりましたが、受かった時はとても驚きました。「合唱ドラマに出ることになったよ」と家族に伝えたら、「嘘でしょう?」と驚かれてしまったくらいです(笑)。

――萩原さんが演じている佐々木美子はどんな役ですか?

表参道高校の生徒には、「一軍」「二軍」「圏外」というスクールカーストが存在していて、美子は「圏外」に属している一見大人しい子です。ですが、合唱部の部室である旧音楽室という自分たちの居場所に行くと、言いたいことをズバズバ言うという面も持っています。第1話では体操服で筋トレをするシーンがあったのですが、その撮影中、プロデューサーの方に「いいね、全身から腐女子のオーラが出ているよ」と言っていただけました。意識していないのにそう言われると、美子になれているのかなと思って嬉しくなります(笑)。これから、美子の“ドS”キャラがどんどんエスカレートする予定なので、もっともっと見せていければと思っています。

――美子は二面性のある役なんですね。萩原さんにもそういった意外な一面はありますか?

私も一見大人しそうと言われるのですが、実ははっきりと言うタイプで、大人しくはないかもしれません。幼稚園から一緒で何でも話せる親友がいるのですが、その子といると、とても明るくなるしずっとお喋りをしています。カラオケも、大勢で行くのが苦手というだけなので、一人で行って、ゴールデンボンバーさんをはじめ大好きなバンドの曲を歌っています。

――そんな萩原さんですが、このドラマを通して人前で歌う機会が増えたと思います。表参道ヒルズで行われたドラマの制作発表では、大勢の観客が見守る中「翼をください」を合唱で披露していましたね。手応えはいかがでしたか?

あの時は、本当に大勢のお客さんに見られていたので、緊張でガクガク震えてしまいました。歌う前、舞台の袖にいる段階から共演者の皆さんに「どうしよう。もう無理。もうだめだ」とこぼしていました。でも、ずっと練習してきている歌だからか、いざ歌い始めるとスッと緊張が溶けて、楽しむことができました。歌い終わった時は気持ち良かったし、大きな拍手もしていただけたのでとても嬉しかったです。

――第1話でも、全校生徒を前にJUDY AND MARYの「Over Drive」を披露するシーンがありましたね。

はい。大人数がいましたね(笑)。緊張はしましたが、歌いながらみんなと目を合わせたり、「せーの」と手で合図しあったりと、ひとりで歌う時とは違う楽しさがあることに気付きました。そういうのって、みんなで歌っているからこそ感じられることですよね。「合唱ってすごいな」と思いました。

――合唱の練習はどのように行われていますか?

撮影がある日は、休憩時間や撮影後に練習するのですが、毎話ごとに違う曲を歌うため、1曲あたりの練習時間が1週間程度しか取れないんです。なので、本番前のカメラテストの時など、可能な限り全員で集まって必死に音を合わせています。一人が歌い出すとみんな歌い出すので、ずっと歌っていることになります。撮影がない日も、必ず1日4時間は練習しています。

――合唱の練習で、苦労した点はありますか?

みんなが見ている前で一人ずつ歌う機会があったのですが、あの時は、元々苦手ということもあり、「イヤだ~!」と思ってしまいました。でも今は、みんなと歌うことがとても楽しいです。高音を出す時など、今でも不安になることはありますが、逆にきちんと出せるようにしていきたいとか、もっとみんなでハモれるようにしたいとか、そういう意識の方が強くなっています。練習前と比べると、今は嘘のように合唱が大好きです!

――合唱自体の練習はもちろん、ベースとなる体力作りも大変だとか。

はい。合唱の練習の前に、みんなで汗だくになりながら筋トレをしています。あとは、できるだけ息を長く出し続けるという呼吸トレーニングもします。最初は16秒吐き続けるだけでも苦しくて、みんなで「苦しい、できない」と言っていたのですが、今は慣れてきて40秒も吐けるようになりました。こういったトレーニングは、毎日続けることが大事なんだと改めて実感しました。

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