萩本欽一、大学卒業後に本格復帰!?「4年後に、きっといいテレビができる」

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萩本欽一が、阿川佐和子が司会を務めるトーク番組『サワコの朝』(MBS/TBS系ネット、毎週土曜7:30~)に出演。今年4月に駒澤大学仏教学部に入学し、74歳にして大学1年生。そんな現在の日々と、今後について語った。

阿川から大学生活の感触を聞かれた萩本は、「“楽しいです”って言ったらキザになるから、“大学は今のところ、嫌なことはありません”。試験はありました。先生の言っていることがわからなくて違う欄に書いていたら、隣の人が教えてくれました」と語った。先生、他の生徒から“欽ちゃん”と呼ばれているらしく、「俺は“欽ちゃん”に戻れたことが一番有り難くて」と嬉しそうだった。

萩本は1966年、25歳の時に坂上二郎とコント55号を結成してデビュー。その後、様々な番組で活躍し、人気絶頂の頃は“視聴率100%男”と呼ばれた。当時、「欽ちゃんのどこまでやるの!」(テレビ朝日)の最高視聴率は42.0%の、「欽ドン!良い子悪い子普通の子」(フジテレビ)は38.8%、「欽ちゃんの週刊欽曜日」(TBS)は31.7%を記録した。しかし突然、45歳の時にレギュラー番組をすべて降板。2005年、64歳で社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」を設立。66歳の時には、「24時間テレビ」(日本テレビ)で70kmマラソンを完走。そして現在は、一介の大学生だ。萩本は「一度登った山にもう一度登ろうとは思わない」と、常に新しい“何か”を探している。

「年をとったら何が楽しいのかと考えたら、“明日会う人がいること”が幸せに違いないと思った。(休養していた時は)仕事がないのが寂しかったんじゃなくて、人に会えないのが寂しかったんですね。その点、大学は人がウジャウジャいる。これ、最高でしょ。知らない人まで欽ちゃんと呼んでくれる」としみじみ語った萩本。「新しい出会いからアイデアが生まれて、(大学を卒業した)4年後に、きっといいテレビ(番組)ができるんじゃないかと思っています」と、意欲を明かした。現在のバラエティ番組の礎を築いた萩本欽一が、ふたたび新しい形のテレビ番組を作る日が来るかもしれない。

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