松嶋菜々子、初共演の鶴瓶に「甘えさせていただいた」とニッコリ

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8月1日(土)、2日(日)21時より放送される2夜連続スペシャルドラマ『TBSテレビ60周年特別企画 レッドクロス~女たちの赤紙~』の制作発表が、25日に同局で行われ、主演の松嶋菜々子をはじめ、西島秀俊高梨臨らが出席した。

本作は、第二次世界大戦中、自らの信念で戦地に赴き「従軍看護婦」として働く中、人生を翻弄されながらも博愛の精神や家族への愛を貫いた女性の生きざまが、満州事変から第二次世界大戦、朝鮮戦争の時代にわたって描かれる感動巨編。松嶋は、「赤紙」と呼ばれる戦時召集状を受け取り、従軍看護婦になる天野希代(あまの・きよ)を演じている。

今回をきっかけに、従軍看護婦が赤紙を受け取った唯一の女性たちだったことを知ったという松嶋は「希望を持ち続けて生きる希代を、過酷な部分を含めて短い時間で描いているので、ひとつひとつが大事なシーンです。自分にできることがあるなら役に立ちたいという思いは、私と希代の共通点だと思います」と挨拶した。

また、松嶋が「重いシーンが多い分、休憩中は楽しく過ごせるように、皆さんで体操したりインナーマッスルの鍛え方の話をしたりして過ごしました」と現場の様子を明かすと、希代に憧れて看護婦を目指す馬淵ハルを演じた高梨は「大変なスケジュールなのに疲れた表情を見せない松嶋さんを見て、ハルの希代への気持ちと同じように、私も“松嶋先輩”と慕うことができました」と振り返った。希代の夫・中川亘を演じた西島も「現場での松嶋さんは明るく元気なムードメーカーだったし、何よりも集中力がすごかった。過酷な撮影の中、何度も魂のこもった演技をされるので舌を巻きました」と絶賛した。

さらに本作では、希代が務める陸軍病院の軍医・大竹英世役で笑福亭鶴瓶が出演。初共演となる鶴瓶について、松嶋は「人を包み込んでくれるような優しい方なので、甘えさせていただきました。私が子どもの話をしたら、鶴瓶さんもお孫さんの話をして下さって。鶴瓶さんのことが大好きになりました」と笑顔で語った。

最後に、希代と亘の息子・博人の幼少時代を演じた子役の高村佳偉人が応援に駆けつけ、松嶋と西島に花束を贈呈。高村が「松嶋さんは、中国ロケの現場でとても優しくしてくださいました。西島さんは全然瞬きをしないので、すごいと思いました」と語ると、西島は「そこかい(笑)!?」とツッコみ、笑いを誘っていた。

このほか制作発表には、柴本幸、中島ひろ子 、手塚真生、井上朋子、松岡璃奈子、山口景子、福吉真璃奈、安部智凛、今村有希、浦まゆが出席した。

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