稲垣吾郎と大島優子が、14日に都内ホールで行われた舞台『No.9－不滅の旋律－』の制作発表に出席した。

本作は、数々の名曲を生み出したベートーヴェンが、聴覚を失ってから最後の交響曲「第九番」を生み出すまで、どのような劇的な半生を送ったのかが描かれる物語。

主人公、ベートーヴェンを演じる稲垣は「脚本が素晴らしかった。ベートーヴェンって、皆さんイメージはあっても、その人生や苦悩については知らない事があると思うので、面白いと思いました」とコメント。

ピアノ工房で働くマリア・シュタインを演じ、今回が本格舞台に初挑戦となる大島は「何を掴めば良いのかもわからない状態でブラックホールにいる感じですが、根性をへし折られるくらい、いろいろなことを叩き込まれたいです。稲垣さんの姿勢、手先、つま先などを見て吸収させていただきたい！」と気合いを見せると、稲垣は「舞台はこちらだけでやっていてもダメで、お客さんの雰囲気を掴まないといけない。それはライブも舞台も同じ。大島さんは（AKB48で）たくさんのステージに立たれていた方なので、そういった感覚には慣れているんじゃないかな」と期待を寄せた。

また、稲垣との共演について大島は「歌番組でご一緒したことがあるんですが、実はお話したことはなかったんです」と告白。稲垣は「SMAPのメンバーが5人もいると、ここは僕の出る幕じゃないんだと思って引いてしまうんです。SMAPとしてではなく、僕一人と共演したらそんなことはないんだろうけど。AKB48の皆さんは“この人、気難しいのかな”と思っているかもしれません（笑）」と苦笑した。

さらに、作品名にちなみ不滅な存在を聞かれた稲垣は「SMAPの5人」と即答するも、「半同居人のヒロくんも不滅な存在」と語って絆の強さを見せつけた。「結婚の予定は？」とマイクを向けられると「そればかりはわからない。タイミングですね」と笑顔を見せていた。

舞台『No.9－不滅の旋律－』は、10月10日（土）より10月25日（日）まで東京・赤坂ACTシアターにて、10月31日（土）より11月3日（火・祝）まで大阪・オリックス劇場にて、11月13日（金）より11月15日（日）まで福岡・北九州芸術劇場大ホールにて行われる。