DAIGO&吉田羊、哀川翔から貰ったカブトムシに逃げられる

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映画『アリのままでいたい』の初日舞台挨拶が、11日に都内劇場で行われ、ボイスキャストを務めたDAIGO、吉田羊、撮影総監督の栗林慧、監督の鴨下潔が出席した。

本作は、世界で唯一の特殊カメラ“アリの目カメラ”で撮影された3D昆虫ドキュメンタリー。日本に生息する50種類以上の昆虫が登場、超クローズアップ撮影された昆虫たちの熾烈な生存競争が、怪獣映画のようなタッチで描かれる。

昆虫好きで、今回はナレーションを務めたDAIGOは「オファーが来た時は、“TK”という感じでした。“ついに来た”という意味です。僕はバンドでボーカルも務めているので、声の仕事はぜひやってみたいと思っていました。その上、昆虫映画のナレーションということでかなりテンションが上がりました」と勢いよく語った。カマキリ役を演じた吉田は、「マネージャーから“次はカマキリの役だよ”と言われた時は、何を言っているんだろうと思ってしまいました(笑)。でも昆虫ドキュメンタリーと聞いて、あの小さくて俊敏な昆虫たちの世界をどう描くんだろうと、大変興味が沸きました」と笑顔を見せた。

また、吉田は「私はスタッフの方に“客観的な感じで”と言われたのでそう演じたのですが、DAIGOさんのパートがまあコミカルなこと! でもふたつのパートのメリハリがついているからこそ面白いんだなと思いました。昆虫対決のシーンでDAIGOさんが絶叫しているところは臨場感がすごいです」と見どころをコメント。DAIGOも「やっぱりそこですよね(笑)。永遠のライバルであるカブトムシとクワガタの対決は、僕も子どもの頃から名勝負だと思っていたし、映画にはその対決が世界で一番格好良く収められている。全世界のキッズや大人になった昆虫好きにぜひ見てほしい」と目を輝かせた。

そして、製作期間に3年が費やされたという本作について、栗林総監督は「昆虫のような小さなものを撮影する3Dカメラがなかったのですが、世界中を探したら医療用の内視鏡レンズがありました。でもそれは、体内を見るためのものなので、ピントが4cmの位置で固定してあって、調整することができないんです。それを使って撮影する時がとても大変でした。また、カマキリやカブトムシなどの大きい昆虫は、そのカメラでは映せないので、世界に一台のカメラを作って挑みました。そういった流れがあって、去年の5月から撮影を開始し、今年5月まで撮り続けました」と撮影秘話を明かした。鴨下監督も「対象が昆虫なので、演出がまったくできない。ワンチャンスの撮影がほとんどでした。とにかくカメラを回してもらって、80分の映像にまとめました」と苦労を語った。

この日は、カブトムシを5000匹も飼育しているという哀川翔が、来場者100名にカブトムシのつがいをプレゼントするという大盤振舞いを実施。DAIGO、吉田もそれぞれ哀川から貰ったカブトムシを持って写真撮影に臨むも、撮影直前にカブトムシが飛び立ってしまうというハプニングが発生。急遽、DAIGOのみカブトムシなしでの撮影となったが、撮影終了後は吉田の持っていたカブトムシも脱走。行方を探す親子たちのどよめきや歓声が会場に響き渡ると、DAIGOは「ミラクルですね。昆虫はどういう動きをするかわからない。そんな様子も映画に収められています」と笑顔でPRしていた。

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