動画サイトで190万回再生!世界が注目するダンサー・菅原小春「タレントにはなりたくない」

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6月28日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット、毎週日曜23:00~)で、ダンサー・菅原小春(23歳)に密着。マライア・キャリーの楽曲をオリジナルの振付けで踊る動画が、YouTubeで190万回以上再生されるなど大きな話題を呼び、現在に至るまで世界規模の活躍を見せる菅原の、ダンスに懸ける思いに迫った。

EXILE、三浦大知のミュージックビデオ出演に、SMAP、安室奈美恵のバックダンサー。有名アーティストの振付け、ナイキやカルティエなどのモデル。華やかな経歴だが、これまで30ヶ国でダンスのワークショップ(レッスン)も行ってきた菅原は、「絶対にダンス(ダンサー)を“タレント”みたいな感じにしたくない。アーティストを引き立たせるための道具ではなく、ひとつのアート、スポーツとして世の中の人に認識して欲しい」「モデル(そのものを)をやりたいわけじゃない。世の中の人にいっぱい知って欲しいから」と、その信念を語った。

菅原は小学生からダンスを始め、高校生の頃には、ダンサーとしての評価はすでにトップレベル。しかし、その時のことを、菅原は「コンテストで優勝するために練習してきたから、ダンスが楽しくなくなってきた」と述懐した。18歳の時に「そんな自分を変えたくて」一念発起し、ダンス修行のためアメリカ・ロサンゼルスへ。その経験を経て独自のスタイルを身につけ、世界中で注目されるダンサーとなった。

そんな菅原がダンスを始めたきっかけは、アイドルのモーニング娘。に憧れたこと。番組が菅原の帰省に密着すると、幼い頃は長い髪を切りたがらず、少女漫画風の絵を好んで描いていたこと、オードリー・ヘップバーンが好きだったことなど、中性的でクールなイメージとは違う、意外な一面が明らかに。

レッスン参加者に「ダンスを続けて欲しい。私も、ダンスがすごく好きだからこそ何回もやめたくなる。でも、悩んだ分だけいっぱい強くなる」と涙を浮かべながら熱く語った菅原だが、「あと5年くらいで辞める。体も痛いし、心も保たない。28歳まで踊っているとは思わない」とも。ピークは“今”だと自覚し、ダンスの求道者として、張り詰めた覚悟で臨んでいるようだ。そんな中、茶目っ気たっぷりの笑顔で「結婚はしたい。ダンスが終わったら、女性のライフに挑む」と、女性としての本音も垣間見せていた。

ほか、番組では、菅原がダンスの秘訣を「首すじ」や身振り手振りで自ら説明する場面、オリジナルの振付けが誕生する瞬間、遠距離恋愛中の外国人ダンサーと臨んだ仕事など、貴重な映像も登場した。

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