美空ひばりの歌声がよみがえる!TBSが59年前の音源を発掘、特番で放送

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美空ひばりの59年前に録音された貴重な音源を、この度TBSが新たに発掘。6月22日(月)21時より放送される『美空ひばり27回忌追悼 夢と希望の熱唱全記録』で、公開することがわかった。

この音源は、1956年(昭和31年)に国際スタジアム(現・両国国技館)にて、3日間にわたり開催され3万人を動員した歌謡ショー「ペレス・プラードと唄う三人娘」の模様を、30分番組にまとめ、ラジオ東京(現・TBSラジオ)が同年10月22日に特別番組として放送したもの。この中で、ひばり、江利チエミ、雪村いづみの三人娘が、当時マンボブームで人気絶頂となり初来日したキューバのペレス・プラード楽団をバックに、マンボの名曲を原語で歌っている。

この時の貴重な音源はレコード化されることもなく、1990年3月に1曲がTBSラジオにて再放送されたのみ。その後所在がわからなくなっていたが、今回TBS社内でクラシック音源を確認する過程で、倉庫の中から発見された。テープは全8曲を含むが、今回はその中の一部からひばりの歌声を、新たに発掘した貴重な写真やニュース映像と併せて放送するという。

そのほか番組では、今年6月24日に27回忌を迎えるひばりの人生を、戦後日本の復興・成長を重ね合わせて特集。戦後70年、ひばりが歴史とどのように関わってきたのか、デビューから亡くなるまでの波瀾の人生を、仲間由紀恵の“語り”と共に、関係者の証言、秘蔵映像、新たな発見、再現ドラマなどでつづっていく。

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