神田沙也加、高校教師役で12年ぶりに連ドラ出演 合唱ドラマで美声を披露

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歌手で女優の神田沙也加が、芳根京子主演で7月17日(金)22時よりスタートする新ドラマ『表参道高校合唱部!』(TBS系列)にて、初の高校教師役に挑戦することがわかった。神田が連続ドラマに出演するのは、同局で放送された『ヤンキー母校に帰る』(2003年)以来12年ぶりとなる。

同作は、芳根演じる、表参道高校に転入してきた合唱好きの破天荒なヒロイン・香川真琴が、廃部寸前の合唱部を建て直し、歌の力でミラクルを起こす青春ストーリー。人当たりが良く、甘いマスクを持つ学校の人気者・夏目快人役には志尊淳が、学校一の美少女で生徒の憧れの存在・谷優里亞役には吉本実憂が決定。そのほか、森川葵、堀井新太、高杉真宙、萩原みのり、泉澤祐希、そして合唱部顧問の音楽教師役として城田優が出演する。

神田が演じるのは、真琴のクラスの担任で、合唱部の副顧問も務める高校教師・瀬山えみり。部活動は勤務時間外のボランティアと考えており、廃部の危機にも無関心で面倒なことを避けたがる、現代的な女性という役どころだ。劇中では、「Into the Woods」(赤ずきんちゃん役)、「赤毛のアン」(アン・シャーリー役)、「レ・ミゼラブル」(コゼット役)など数多くの舞台で大活躍し、2014年にはディズニー映画「アナと雪の女王」日本語吹替版のアナ役を務め、「アナ雪ブーム」を牽引した神田の美声も聴くことができる。

神田は「ここ何年かは舞台が中心で、なかなか連続ドラマに出演する機会がありませんでしたが、“合唱”がテーマのドラマだと伺い興味を持ち、アウェイ感なくやれるのではないかと思って出演を決めました。もちろん緊張していますが、一刻も早くドラマのスピード感と勘を取り戻し、テンポに慣れ、いつどこから映ってもいいようにコンディションを整えておきたいと思います。私が演じるえみりを見て、“現代的な女の先生ってこんな感じ”と思っていただけたら嬉しいです」とオファーを受けた時の心境を告白。『ヤンキー母校に帰る』で演じた生徒役を経て、今回高校教師役に初挑戦することについて「この間まで生徒だった気がするので、最初は“私が先生役なんて考えられない!”と思いました。ドラマではスーツやパンツスタイルが多いのですが、お洋服に着られている感は否めません(笑)。自分が学生の時は、先生方は当たり前に先生のように見えていたので、私も当たり前に先生らしく見えるよう努力したいです」と意気込みを語った。

また神田は、制作陣から「役柄だけではなく、バックステージでも歌の練習や指導を生徒役の方たちにして欲しい」とリクエストされているという。「歌う時は、言葉はもちろん、その時どういう心境で歌っていて、何を伝えたいのかということを聞いている人へ明瞭に届けることに気をつけています。歌うシーンの撮影では、城田さんも生徒役の俳優たちに実際に指導しています。その姿を見て、私も持っている知識の中で役立つと思うことを彼らにアドバイスし、声楽指導をしていこうと思いました。初めての経験ですが、それを通して一緒に伸びていければ」と語り、早くも先生ぶりを発揮しているようだ。

高成麻畝子プロデューサーは「神田さんの舞台はこれまでに何本も拝見しましたが、とても華があり、コメディエンヌとしても才能を発揮していたのが印象的でした。“自分の魅力を客観的に見ている、もうひとりの自分がいるのか”と思わせるほどお芝居も素晴らしいです。合唱部の副顧問であるえみり役は、歌が持つ“人の心を動かす力”を知っている人が演じないと説得力がありません。今最も旬で華があり、さらに力のある歌を歌える女性と考えると、神田さんがぴったりだと思いました」と起用理由を明かす。

神田のほか、真琴の父親で、合唱が大好きな香川雄司役には川平慈英が、同じく合唱をこよなく愛する真琴の母・美奈代役には堀内敬子が、真琴の祖父・原田万歳役には平泉成が、そして合唱部の顧問として真琴の両親を指導していた過去を持つ表参道高校の校長・大曽根徳子役には高畑淳子が、ドラマの脇を固めることも決定。芝居だけではなく、歌に定評のある彼らがその美声を披露するシーンも用意されているという。

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