TBS『世界遺産』、全編4K撮影した超美麗映像を地上波初放送

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6月28日(日)18時より放送される『世界遺産』(TBS系列)は、イタリアの古都・トリノの世界遺産「サヴォイア王家の王宮と邸宅」を特集。フルハイビジョンの4倍の画素数という高精細映像である「4K撮影」を全編に取り入れて放送する。

2012年より4K撮影を導入し、映像制作を行ってきた同番組。この技術を部分的に使用したことはあるが、全篇に渡って取り入れたのは今回が初となる。また今回は、超広角でありながら画面が歪まない最新レンズなどが使われたキヤノンの4Kカメラを初めて採用。地上波のため、4K映像をハイビジョンに変換しての放送となるが、それでも従来のハイビジョン撮影に勝る美しい映像で世界遺産を楽しむことができる。アナログ放送時代にいち早くデジタル放送を取り入れハイビジョン撮影を行うなど、常に最先端の撮影・放送技術を用いてきた『世界遺産』だが、今回の放送も映像表現における新たな挑戦となっている。

トリノは、19世紀にイタリアが統一王国になった際、最初の首都がおかれた都市で、初代イタリア国王であるサヴォイア王家の拠点となった地。王家の威勢を示すべく王宮の建設や都市の整備が行われ、「イタリアのパリ」とも称された。今回は、スペルガ聖堂や王宮の武器庫でも撮影をしている。堤慶太プロデューサーは「見どころは、4K撮影した王宮の豪華な空間です。甲冑のコレクションが並ぶ回廊を、精細で美しい映像で記録しました。通常の撮影では見えない部分まで見ることができます。今回は、4K撮影の魅力を存分にお伝えできると思います」と語っている。

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