西島秀俊『MOZU』世界最大級のメディアフェスに日本作品で唯一ノミネート

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西島秀俊主演で、2014年4月より放送されたTBS×WOWOW共同制作ドラマ『MOZU』シリーズが、世界で権威あるテレビ番組のコンクールのひとつ「バンフ・ワールド・メディアフェスティバル」の連続ドラマ部門に、日本作品で唯一ノミネート。映画『劇場版MOZU』の公開が、11月7日(土)に控えている中での快挙となる。

本シリーズは、累計200万部を突破した逢坂剛のハードボイルド小説「百舌(もず)」を、TBSとWOWOWが共同制作で映像化した作品。妻を亡くした警視庁公安部のエース・倉木(西島)が謎の殺し屋・百舌を追いながら公安の秘密作戦にまつわる悲劇や国家を揺るがす策略と対峙する姿が、「海猿」シリーズなどを手掛けた羽住英一郎監督によって描かれている。2014年4月よりTBS系列にて「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」が、同年6月よりWOWOW、10月よりTBS系列にて「MOZU Season2~幻の翼~」がそれぞれ放送された。

1980年にスタートし、今年で35回目を迎える本フェスティバルでは、40ヶ国以上の国々から1000を超える応募が寄せられ、そこから選出された26部門156作品がノミネート。今年は6月7日から6月10日まで開催されており、現地時間8日に各部門賞が発表された。惜しくも受賞は逃したものの、今回のノミネート自体が世界最大級のメディア・フェスティバルで認められたということになる。

世界のトップ映像クリエイターが集結する授賞式には、ドラマ版と劇場版のプロデューサーであるTBSの渡辺信也、WOWOWの井上衛、ROBOTの森井輝が参加。ドラマ、ドキュメンタリーなどカテゴリーごとに発表される受賞作に大きな拍手が送られる中、渡辺は「連続ドラマ部門には世界中から約200作品の応募があり、『MOZU』はそこから絞られた6タイトルに残していただきました。会場では、世界各国の映像関係者から声を掛けていただき、作品に興味を持っていただけているという手応えを感じることができました。日本で熱狂的に応援していただいた『MOZU』が、世界の大きな舞台でも認めていただけたことは本当に嬉しく、劇場版を制作中のキャスト、スタッフにとって大きな励みになります」と喜びを語っていた。

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