「妖怪ウォッチ」生みの親・日野晃博「怖い」と本音を吐露 新作の舞台裏に密着

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31日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット)に、社会現象を巻き起こしている「妖怪ウォッチ」を生み出した日野晃博が登場。日野が社長を務める福岡のゲーム会社・レベルファイブの次なる一大プロジェクト「スナックワールド」制作の舞台裏や、日野の仕事ぶりに密着した。

日野は「小さい頃からずっとゲームをやっていたせいで、どんなに強い相手でも、自分のレベルが上がれば勝てると思いますから。今、それを(現実社会で)実践しているんです」と、快進撃を続けている現状を、ゲームになぞらえて語った。

クロスメディア戦略で大成功を収めた「妖怪ウォッチ」。今夏から新シリーズも始まり、アメリカの大手玩具メーカー・ハズプロとの提携も発表された。同じく、次に同時多発的な戦略で仕掛ける「スナックワールド」は、ハリウッドで活躍している日本人のCGチームに依頼したパイロット版の動画が4月にお披露目され、話題を集めている。

「レベルを上げれば勝てる」という発言は、日野が東京出張の際に「ファイナルファンタジー14」のプロデューサー・吉田直樹と会食し、情報交換を行った際に飛び出した。ゲームの話などで盛り上がり、お酒も入った日野は「自分のレベルを上げ、仲間を得て、強い敵と戦える」とも表現。レベルファイブ本社にカメラが潜入した際に、社風について「一人で物を作れるわけではないので、皆とコミュニケーションをとって初めて良いものが作れる。チームとしてのパフォーマンスを出すのがうちの会社の特性」と語る一幕も。日野は、「ものすごいリスクを負って、ものすごいお金を使ってやるには、どこかでゲームだと思ってないと出来ないですよね、怖くて」と、知られざる本音も吐露している。

番組では他に、ゲームクリエイターを目指す原点となった、子どもの頃に足繁く通った地元の玩具店を日野が久しぶりに訪れる様子や、新作「スナックワールド」パイロット映像のアフレコ現場でコンセプトを指示する姿など、新作の舞台裏がうかがえる貴重な映像もO.A.された。

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