松嶋菜々子、終戦70年記念ドラマの主演に決定!人生を翻弄される従軍看護婦を熱演

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女優の松嶋菜々子が、TBSテレビ60周年特別企画として8月に放送される2夜連続スペシャルドラマで主演を務めることがわかった。松嶋がTBSの大型ドラマに出演するのは、2000年放送の3夜連続ドラマ「百年の物語」以来15年振りとなる。

本作では、第二次世界大戦中、自らの信念で戦地に赴き「従軍看護婦」として働く中、人生を翻弄されながらも博愛の精神や家族への愛を貫いた女性の生きざまが、満州事変から第二次世界大戦、朝鮮戦争の時代にわたって描かれる。松嶋が演じるのは、従軍看護婦になることを決意し、女性の自立と国のために身を捧げる天野希代(あまの・きよ)。希代は戦時召集状、いわゆる「赤紙」を受け取り、理想に燃えて戦地に赴くが、満州での従軍で日本軍のやり方に矛盾を覚える。そんな中、博愛精神を持つ満州開拓団の男性と恋に落ちて結婚。長男が生まれるも、戦争の激化と共に夫と死別、子どもとも生き別れになってしまう。

演出を務めるのは、「さとうきび畑の唄」(2003年)、「99年の愛~JAPANESE AMERICANS~」(2010年)、「LEADERS リーダーズ」(2014年)といった数々の大型ドラマを演出してきた福澤克雄。松嶋が福澤演出のドラマに出演するのは、連続ドラマ「Sweet Season」(1998年)以来17年振りとなる。

撮影は、国内各所および、中国での1ヶ月にわたる長期ロケを中心に行われる予定。松嶋は「海外ロケもあり、壮大なスケールで描かれる終戦70年記念の作品に携われること、とても光栄に思っております。撮影はこれからですが、17年ぶりにご一緒させていただくことになった福澤監督をはじめ、共演者、スタッフの皆さんと一緒に頑張りたいと思います。ぜひ、ご家族でご覧になって下さい」とメッセージを寄せる。

また、企画・編成を担当する瀬戸口克陽氏は「凛とした佇まいと内に秘めた芯の強さを併せ持つ本作の主人公は、今では当たり前になっている“女性の社会進出”の先駆け的な存在でもあります。そんな時代を象徴する女性を演じられるのは松嶋さんしかいないと思い、出演をお願いしました。激動の時代に信念を貫いて懸命に生きたひとりの女性の生き様と家族愛の物語を丁寧に描いていければ」とコメントしている。

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