ビートたけし『劇場版MOZU』に出演決定!「西島秀俊くんは気の合う相棒」

公開: 更新:

11月7日(土)に公開される西島秀俊主演の映画『劇場版MOZU』に、ビートたけし、松坂桃李、伊勢谷友介が出演することがわかった。

本シリーズは、累計200万部を突破した逢坂剛のハードボイルド小説「百舌(もず)」シリーズを、TBSとWOWOWが共同制作で映像化した作品。妻を亡くした警視庁公安部のエース・倉木(西島)が謎の殺し屋・百舌を追いながら公安の秘密作戦にまつわる悲劇や国家を揺るがす策略と対峙する姿が、「海猿」シリーズなどを手掛けた羽住英一郎監督によって描かれている。2014年4月よりTBS系列にて「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」が、同年6月よりWOWOW、10月よりTBS系列にて「MOZU Season2~幻の翼~」がそれぞれ放送された。

劇場版の舞台は、倉木が妻の死の真実に辿り着いてから半年後の世界。気力を失っていた倉木と、組織への不信感から警察を辞め探偵事務所を開いた大杉(香川照之)、共に謎を追っていた明星(真木よう子)が、あるテロ集団による高層ビル大規模強盗・脅迫事件に出くわす。

たけしが演じるのは、戦後日本で大きな経済事件や犯罪が起きる度に、その存在が囁かれてきた謎の存在“ダルマ”。倉木らの最後の敵である“ダルマ”を演じるたけしは「自分の好きなアメリカのサスペンスドラマに似た展開で面白いと思い、引き受けた。西島くんは、おいらのラジオ時代からの熱狂的ファンで共通の趣味もある。気の合う相棒みたいなものだから、楽しい現場になりそうだね」とコメント。これを受け、西島は「シリーズに登場した素晴らしいキャストに加え、新たに驚くような共演者を迎える事になりました。特に、たけしさんの参加は全身の血が沸き立つ思いです」と喜びを語っている。渡辺信也プロデューサーは「テレビシリーズの撮影中から、羽住監督とプロデューサー陣で“ダルマのような得体の知れない巨大な存在を演じられるのはたけしさんしか居ない!”と熱く語っていたので、夢が叶い喜びと興奮で胸踊っています。ビートたけし=ダルマがスクリーンに現れた時、作品に果てしないスケール感が産まれるのでは」とオファーの理由を明かす。

さらに、犯罪実行部隊を率いる残虐非道な暗殺者・権藤を演じる松坂は「ドラマ版の迫力あるアクションシーンに目を奪われていたので、羽住組に参加し、存分にアクションを堪能できて幸せです。以前からダークな役に挑戦したいと思っていたので、演じていて非常に楽しいです。撮影中、顔に血飛沫が上がる場面があったのですが、テンションがものすごく上がって興奮しました。自分の違った一面を引き出していただいたような気がします」と手応えを感じている様子。犯罪計画を立案する冷静沈着なブレーン・高柳を演じる伊勢谷は「『MOZU』は、昨今珍しいくらいにハードボイルドが極まった作品。高柳は、自身を必要悪として認識し、すべてを凌駕する能力の高さと強さを持った完璧主義者です。自分自身とは全く違うキャラクターなので、挑戦し甲斐があります。監督が選んだフィリピンのロケ地の建物や雑踏、人から生まれるカオス的、退廃的な雰囲気が映画に力強さを加えています」と語っている。

撮影は、3月下旬に都内にてクランクイン。4月初旬からは約1ヶ月間、過激な爆破シーンやカーアクションといった日本国内では撮影不可能な大規模アクションシーンを実現するため、ハリウッド大作「ボーン・レガシー」の撮影が行われたフィリピン・マニラでのロケを敢行している。西島は「フィリピンでは、全スタッフが文字通り命懸けで撮影しています。今回ついに、シリーズ最大の謎であるダルマ、そして最強の敵が姿を現します。きっと観客の皆さんに驚き、楽しんでいただける作品になると思います」とアピールした。

このほか、長谷川博己、小日向文世、池松壮亮、伊藤淳史、杉咲花、阿部力といった豪華な俳優陣が脇を固める。

PICK UP