山下智久主演ドラマ『アルジャーノンに花束を』、主題歌はベット・ミドラーの名曲「ローズ」に決定

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山下智久主演、4月10日(金)にスタートする新ドラマ『アルジャーノンに花束を』(TBS系列、毎週金曜22:00)の主題歌が、20世紀のアメリカを代表するエンターテイナーのひとり、ベット・ミドラーの「ローズ」に決定したことがわかった。1979年発表の同曲が日本のドラマ主題歌になるのは、今回が初となる。

同ドラマは、日本での累計発行部数320万部を誇り、1960年ヒューゴー賞中篇小説部門を、1966年ネビュラ賞長篇小説部門を受賞したダニエル・キイスの同名小説が原作。幼児並みの知恵しかない青年が超知能を手に入れたことにより知った喜びと孤独を通して人間の心の真実が描かれている。これまでに3度の映画化、舞台化、そして国内でのテレビドラマ化がされている不朽のベストセラーだ。数々のヒットドラマを生み出してきた作家・野島伸司が、舞台を半世紀前のアメリカから現代の日本を舞台に置き換えるほか、半世紀以上の歳月が流れても世界中に深い感動を与え続ける名作に現代的な解釈などを付け足すなどして、瑞々しいヒューマニズム作品に新たな命を吹き込む。山下は、知能が幼児並の精神遅滞者・白鳥咲人を演じる。

「ローズ」は、ベットのキャリアを代表する作品のひとつであり、かのジャニス・ジョプリンをモデルとするシンガーをベット自身が演じた映画「ローズ」(1979年11月公開)の主題歌。同作で主演を務めたベットが歌い、1980年にはシングルとして全米3位を、「ビルボード」誌のアダルト・コンテンポラリー・チャートで1位を獲得し、1980年のグラミー賞最優秀ベスト女性ポップ・ヴォーカルに選ばれていた1曲だ。日本でもJUJU、平井堅、MISIAといった多くのアーティストによってカバーされているほど、常に根強い支持を集めている。映画「ローズ」自体もゴールデン・グローブ賞で2部門を受賞、ベットは主演女優としてオスカーにノミネートされている。

韓哲プロデューサーは「春の陽射しを浴びて咲く花のような曲を探し、行き着いたのは数多くのアーティストに愛され続けるこの名曲でした。メロディーも歌詞も、ベットの歌声もすべてが美しすぎるこの曲が、花に囲まれたこの春のドラマのラストを飾ってくれることに感謝と喜びの気持ちでいっぱいです。数奇な運命を生きながら、無垢な愛を心に抱き続けた咲人たち登場人物の心に寄り添うように流れるこの曲の魅力を、ドラマを通じて多くの方々に感じてもらえれば」とコメントを寄せている。

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