『世界ふしぎ発見!』番組史上初ピラミッド頂上からリポート

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3月14日(土)21時より放送される『世界ふしぎ発見!』(TBS系列)では、番組史上初めてエジプトにあるクフ王のピラミッドに登頂。ミステリーハンターの竹内海南江が頂上からリポートすることがわかった。

1986年に放送された第一回目のテーマもピラミッド。遺跡の保護と安全確保の観点から1983年に登頂が禁止されており、番組放送開始当初は既に登ることができなくなっていたが、これまで現地の発掘調査に密着したり、新たな発見をいち早く取り上げたりと、70回以上特集してきた。今回は、名古屋大学・日本学術振興会特別研究員の河江肖剰氏が同行することで特別な許可が下り、日本人と日本のメディアとしては初となる登頂が実現した。

ピラミッドは、高さ138.74m、傾斜角度51度で完全に左右対称の四角形を成しており、その四面はそれぞれ正確に東西南北を向いているが、建設方法などは未だ解明されていない。今回の目的は、201段ある全石段の石の高さを測ること。竹内は、計測の手伝いをしながら河江氏と共に一段ずつ登ってその様子をリポート。さらに、ピラミッドの構造に関するミステリーを紹介するほか、ピラミッドに使う石を切り出した現場やカイロ博物館、ピラミッドを作った人々が暮らしたとされる住居跡などの映像を交えて伝える。

360度に開けた頂上に立ち、絶景を目の当たりにした竹内は「人々が尊敬や畏怖の念を持ちながら、長い間眺めてきた神聖なピラミッドに登り、身の引き締まる思いがしました。頂上に立つと、改めてその大きさが感じられ、それを作ったファラオの偉大さを実感。番組の原点ともいえるピラミッドの頂点に立ち、これからも世界のふしぎをお届けするという番組の使命に思いを新たにしました」とコメント。竹内と共に登頂した岩垣保ディレクターは「5時間半かけて命綱なしで登ったのですが、(頂上から見る眺めは)素晴らしかった。スタジオがこんなに騒いだのは初めてでした」と感無量の様子を見せている。

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