山田孝之&「荒川UB」の飯塚健監督が企画!幻の携帯ドラマがテレビシリーズで復活

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俳優の山田孝之が、自身も企画立ち上げに関与したオリジナル連続ドラマ『REPLAY&DESTROY』(MBS/TBS系ネット、4月よりスタート)で主演を務めることがわかった。

本作は、2011年に「au LISMO Channel」で生まれ、携帯のみ視聴可能にも関わらず大きな話題をよんだ携帯ドラマのテレビシリーズ。携帯ドラマは、当時話題となりながらもビデオソフトとして発売されることがなく、ファンの間では幻の作品としてカルト的人気を博していた。今回のドラマは、テレビドラマ&映画「荒川アンダー ザ ブリッジ」や映画「大人ドロップ」などを手がけたクリエイター・飯塚健が監督・脚本を手がける最新作で、飯塚監督と山田が「最近、辟易しない?」、「超しますね」、「だったらそうじゃないの、作りたいね」、「だったらアイツですね」というノリで、“冷やし中華を始めるくらいの感じ”で、企画から立ち上げ、スタッフ・キャストを巻き込み制作、テレビ局に提案し放送にこぎつけたという。

物語の内容は、男3人のシェアハウスを舞台に、映画監督を目指す日本一偉そうなフリーターとその仲間たちが、周囲で起こる気になる出来事や悩める他人に無理やり関わることで“屁理屈と無駄話によって何かが変わる瞬間”に立ち会うという“世直し哲学チープストーリー”。1話完結だが、全話を通して見ると全てが繋がっているという仕掛けと伏線が張られている。山田が演じるのは、屁理屈、ウンチク、無駄話など、怒濤のしゃべくりで人を自分のペースに引き込んでは、時として“生きる哲学”を繰り出す、レンタルビデオ店勤務のフリーター・横山要。山田は「世界のどこへ行ったって、訪れる出来事や会話を交わす人々は半径5m以内にある。つまりこの“半径5mの哲学”とは、狭いようで地球そのものがスッポリ入ってしまう程の重要な領域だ。横山要が居る場所は、常に彼のチープな哲学に支配されてしまいカオスと化す。しかし、その場所は何故だかとても心地良い。そんな心地良い場を作るために、冗談の分かる“前進できる大人たち”が集まった。ヤバくなったらみんなで逃げる!」とコメントを寄せる。

また共演者は、横山のルームメイトで偏差値70の薬学科大学院生役に林遣都、宅配会社勤務で背筋力280kgの筋肉男役に阿部進之介、3人の部屋に出入りするハーフの女子高生役に小林涼子と、前作の出演者も再集結する。また新たに、横山の同級生で区役所職員役の中村倫也が加わり、ネタ満載なせりふの素早い掛け合いや本作ならではの空気感を圧倒的なチーム連携で作り出していく。そのほか、各話には飯塚監督の熱意に共感した豪華ゲストを迎える。
そして、飯塚監督は「“無難”と“挑戦”の天秤があったら、迷わず挑戦を選ばずして何が作り手だ。……と、フリーターなのに叫んでいるが、本作の主人公・歩く哲学こと、横山要です。奇しくも、私も同じように思います。たぶん山田の孝之くんもそうです。(企画を立ち上げてから)密会を重ね、密談を繰り返し、信じられる大人が仲間となってくださって、横山要の復活にチカラを貸してくれました。その心意気と勇気に恥じぬよう、ヤバくてチープな物語を座長を始め、信じられるスタッフ陣と共に作りたいと思います」と意気込む。なお、本作は「auスマートパス」、「auビデオパス」でも独占配信される予定。

■新ドラマ『REPLAY&DESTROY』
2015年4月26日(日)深夜スタート(MBS)
2015年4月28日(火)深夜スタート(TBS)

【出演】山田孝之、林遣都、阿部進之介、小林涼子、中村倫也 ほか
【監督・脚本】飯塚健

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