里見浩太朗演じる水戸光圀にまた会える!『水戸黄門』4年ぶりに2時間スペシャルで復活

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里見浩太朗演じる五代目水戸黄門が、4年ぶりに帰ってくる。2015年夏、勧善懲悪の娯楽時代劇として多くの人々に愛された国民的番組『水戸黄門』(TBS系列)の2時間スペシャルが放送されることがわかった。

1969年8月4日にスタートした同番組は、42年間で全1227話を放送し、2011年12月19日放送の『水戸黄門最終回スペシャル』でその歴史に幕を下ろした。平均視聴率は22.2%、最高視聴率は1979年2月5日に放送された第9部の最終回で43.7%を記録した(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。

今回は、黄門さまとの再会を望む視聴者の声に応える形で復活。佐々木助三郎役、渥美格之進役は、里見と最も長く主従役を演じ、舞台でも共演した原田龍二と合田雅吏が演じる。物語は、次期将軍候補と目される若殿を連れ、老公が助さん格さんと共に甲府へ向かう旅立ちからスタート。道中手ごわい刺客が一行を襲って行く手を阻むほか、お馴染みの八兵衛(林家三平)も一行に同行、風車の弥七(内藤剛志)、柘植の飛猿(野村将希)も活躍。同ドラマらしい人情溢れるエピソードはもちろんのこと、格さんが印籠を出して身分を明かして悪者を懲らしめる場面も見どころとなっている。

撮影は4月上旬から約1か月間、東映京都撮影所で行われる。里見は「シリーズ終了から4年ですか……。仕事柄いろいろな場所を訪ねますが、出会った皆様から“水戸黄門をもう一度やって下さい”という熱い声をたくさん頂戴していました。これでやっと胸を張って“スペシャルを放送しますのでどうぞお楽しみ下さい”と返答できますね(笑)。撮影はこれからですが、待ち望んで下さった方々の期待を裏切らない作品にしたいと思っております。現場では馴染みのキャスト・スタッフと旧交を温めたいと思っておりますし、またストーリーではどんな強敵と相見えることが出来るのかワクワクしています。皆様のご期待に添えますよう頑張ります。お楽しみに!!」と、原田は「7年間演じて愛着のある佐々木助三郎を再び演じることができるのは、たいへん嬉しいです。当時懸命に稽古をした刀を使った立ち回りができることも楽しみです。そして何より、時代劇をいろはから教えていただいた師匠・里見浩太朗さんとこの役で共演できることを光栄に思います」と、合田は「復活の日が来るのを信じて、印籠を磨きながら待っていました。あれから4年、精進して成長した格さんを見ていただきたいと思います。現代社会で頑張っている方がスカッと元気になれるよう、ご老公の“もう良いでしょう”の声がかかるまで悪者をやっつける所存です」と、それぞれ意気込みをコメント。

白石統一郎エグゼクティブプロデューサーも「新作を待ち望んで下さった皆様の声にお応えできることになり、スタッフ一同気合いが入っています。2時間スペシャルのスケールを活かし、楽しさの中にもよりシリアスにサスペンス色を盛り込んで、見ごたえのある内容にします」と力を込めている。

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