鶴田真由「細胞に刻まれた体験でした」JNN共同制作番組『地球の鼓動 火山』で活火山の噴火口に大接近!

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2月11日(水・祝)9時55分より放送される『第25回JNN共同制作番組 地球の鼓動 火山』(MRT・TBS系列)の制作発表が、14日TBSにて行われ、ナビゲーター・ナレーターを務める鶴田真由が出席した。

近年、日本では小笠原諸島・西之島、鹿児島県・口永良部島、そして長野県・御嶽山などで、多数の噴火が続いた。番組では、古代より日本人が抱いてきた火山に対する畏怖の念を再確認すると共に、火山列島・日本で暮らす我々が、火山とどう向き合えば良いのかを、日本や世界の火山の様子を通して考えていく。

1年かけて番組作りを行ったという鶴田は「平成に入り、大地震や噴火など多くの災害がありました。短期間にこれだけさまざまなことが起きるのは、日本が災害の活動期に入ったということなのだと思います。そんな時代に生きる私たちが、何を考えてどのように生きていくかがテーマになるのではないでしょうか。答えは出ていませんが、まずは大きく気持ちを揺さぶられることが大事なのだと思います」と挨拶した。

今回、「世界で最も火口に近付ける活火山」として知られる、バヌアツ共和国のヤスール火山に行き、噴火口がグツグツする様子や小爆発しているところを見たという鶴田。「自分の細胞に刻まれた体験が出来て本当に良かった」と感激する一方、今までにない恐ろしさを感じたという。「日本に戻ってナレーションを収録する時、映像を改めて見て“本当に危ない場所に行ったんだな”と思いました。ですが、“これ以上近付くと死んでしまう”と思うのに近付きたくなるという意外な感情も持ちました。自分も火山も地球の一部だからか、母のお腹に帰りたい、でも帰れば死んでしまうという気持ちでした。畏怖の念を持って向き合うのが大事だと、改めて実感しました」と振り返った。

また鶴田は、2011年1月から2月にかけて噴火被害に見舞われた、宮崎県・霧島山新燃岳にも足を運んだ。地元の小学校や農家、神社を訪ねて当時や現在の心境に耳を傾けたほか、霧島連峰を上空から眺めた鶴田は「上から見ることで、日本が火の国と言われる所以がわかりました」とコメント。「未だに新燃岳も桜島も活動しており、麓に行くと温泉の湯煙がいろいろな場所から上がっている。日本には恵みもありますが、いつどうなるかわからない国。その中でどう生きるかという問題をぶつけられました」と語っていた。

■『第25回JNN共同制作番組 地球の鼓動 火山』
2015年2月11日(水・祝)9:55~10:50(MRT・TBS系列)

【ナビゲーター・ナレーター】鶴田真由
【ナビゲーター】温水洋一

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