ディーン・フジオカら「脅迫屋」一味オールアップ!「ぱるるにイジられ過ごした」

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ディーン・フジオカ武井咲がW主演を務めるドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)が、思い出の地・横浜でオールアップを迎えた。ラストシーンの撮影は、「脅迫屋」の一味、栃乙女(とちおとめ)役の島崎遥香、目黒役の三宅弘城、千川完二(せんかわかんじ)役のディーンの3人そろってのシーンだった。最終回の放送は、12月17日となる。

横浜が舞台の本作は、横浜中華街でのクランクインを皮切りに、赤レンガ倉庫などでも撮影を行ってきた。気持ちの良い快晴の空の下、撮影は順調に進み、最終回のラストシーンの撮影が終わると、スタッフからの「オールアップです!!」の掛け声が響き大きな拍手に包まれた。監督から花束を渡された3人は、満面の笑みを浮かべ、やりきった表情を見せていた。

ディーンは「初日中華街で撮影したあの日を昨日の事のように思い出します。脅迫屋チームがすごく馴染んじゃって、大好きになりました。ディーン・フジオカを辞めて、千川完二になっちゃおうかなと思うくらいです(笑) 目黒と栃乙女ともこれが最後かと思うとすごく寂しいですね。最後一緒にクランクアップできて幸せでした」とコメント。三宅は「舞台とドラマの撮影と並行してやっていて大変だったんですが、大変なだけにすごくやりがいもありましたし、やれてよかったなと思っています。脅迫屋チームに参加できた事を光栄に思います。個人的な事ですが、40代最後の連ドラで、一生忘れられない作品になりました」と振り返った。島崎は「先日オンエアを見ていて、クランクアップを迎えるのが寂しくなってしまいました」と撮影が終わってしまう事への寂しさを語った。

印象に残っているシーンを聞かれたディーンは「たくさんありますが、今日、横浜で終えることができて、クランクインの横浜中華街のシーンを思い出しました。2話で全く同じ、日本丸の前でのシーンを撮ったので、その時の事も思い出しますね。すごく楽しい撮影だったので、寂しくなりますね。千川完二というキャラクターから離れるのは名残惜しいです」と感慨深げ。またディーンにとって脅迫屋のチームはどのような存在だったかとの質問には「仲間という感じです。最初から最後まで一緒に走り抜けて、一番一緒にいる時間が長かったし、いろんなシーンで支えてもらって、感謝の気持ちでいっぱいです」と最後まで共に走り切った2人への感謝の気持ちを述べていた。

また、ディーンとの共演について聞かれた三宅は「一発にかける集中力が空気をギュッと凝縮する感じで、映像ならではの緊張感と楽しみがありました」と語る。一方、ディーンと三宅の印象を聞かれた島崎は「何をやっても怒らない2人です(笑)」と発言。それに対して、ディーンは「ぱるる(島崎)にイジられて、1クール過ごしました(笑)」と現場での雰囲気の良さが伝わるやり取りを繰り広げていた。

最終回の見どころについて、ディーンは「最終回は盛りだくさんですよね。脅迫屋みんなでラスボスを倒しに行くので、その中でアクションがそれぞれのキャラクターが活きる形であるし、今までストーリーで積み上げてきたものが最後一気に発揮されるような、見ていて、すごくカタルシスがあると思います」とコメント。また、島崎は「第1話と最終話の最初のシーンと最後のシーンは同じ髪型とネイルをしています! 自分の中では初心に帰るような裏設定もあるんです!」と栃乙女の注目ポイントをあげた。

もちろん最終回でもアクションに挑戦しているディーン。「もともとアクションを全面に出す作品ではなかったのですが、やっていくうちにそれが役として自然になっていました。キャラクターがより際立つシーンになっていると思うので、見どころの一つかなと思います」とアクションにも自信を覗かせていた。

<最終回あらすじ>
千川に轟(とどろき:近藤正臣)から預かっていた「雨垂れの会」の最深部に潜入できるカードを渡してしまった澪(みお:武井)は、殺された恋人・稚奈(わかな:松下奈緒)の復讐に向かう千川を後押ししてしまったことを悔やむ。一方、雨垂れの会代表の富永(とみなが:真野響子)が会員たちを駆使して千川の捜索網を敷いていることを知ったスナオ(間宮祥太朗)と目黒は、千川を止めるためクリスマスパーティーの開かれる雨垂れの会へ。澪は栃乙女の「千川を人殺しにしたくない」という言葉を聞き、千川を止めようと決意する。クリスマス会場で千川が富永を狙撃しようとしたその時、突如何者かが千川に催眠スプレーをかけ……。その人物はなんと澪だった。目を覚ました千川は、澪から人を傷つけない脅迫をして欲しいと説得される。その姿はかつての稚奈のようで……。さらに澪は「稚奈のために富永に罪を認めさせて欲しい」と自ら脅迫を依頼。仲間たちも加わり改めて富永の元へ向かう脅迫屋たちだったが、その前に難攻不落の警備が立ちふさがる。さらに、富永と対峙する千川の考えた脅迫は予想を裏切る衝撃的な結末で……。

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