佐藤二朗が最後まで悪を貫くカッコよさ…木村多江には深い地獄が『ブラックリベンジ』

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木村多江主演の連続ドラマ『ブラックリベンジ』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59〜)11月30日放送の第9話では、木村演じる今宮沙織をゲスな言動で苦しめてきた元・週刊誌編集長・福島勲(佐藤二朗)が自殺。散り際まで徹底した悪を演じた佐藤にTwitterでは「悪役の佐藤二朗のかっこよさよ」「最後まで悪を貫いた編集長」「素晴らしいお芝居でした!」などと話題になっている。

5年前に福島の捏造記事によって政治家の夫とお腹の子供を失った沙織は、捏造に関わった者たちを同じ方法で復讐するために契約記者として働いていた。しかし、福島は手ごわく、途中で計画を見透かされてしまう。そして、沙織に協力する編集部デスクの天満龍二(平山浩行)と共にクビを言い渡されてしまった。

前回、沙織が捨て身のテレビ出演で福島の記事捏造を暴露することにより、復讐には成功している。それを受け、第9話では社会的な立場を失った福島の様子が描かれた。これまで、「読者受けする記事のためなら取材対象がどうなろうともきっちり追い込む」と言い、繰り返し沙織を苦しめてきた福島に対し、Twitterでは「今までにないほどのゲス役!」「清々しいほどのクズ!」と大反響を呼んできた。

ところが、自分が書かれる側の立場になると、福島の態度が一転。元パートナーの天満に「助けてくれよ」とすがりつく。それに対して天満は「同情はしませんよ。自業自得ですから。あなたとは金輪際、もう会うこともないでしょう」ときっぱり。そして公衆の面前で怒り狂う福島の姿を撮影し、テレビで公開する。

その後、疲れ切った福島は、沙織を屋上に呼び出す。そこで明らかにしたのは、5年前の事件の本当の黒幕が、沙織の通う精神科の医師・糸賀朱里(鈴木砂羽)だということだ。すべてをさらけ出し、信頼していた糸賀にすら裏切られていたことに沙織はショックを受ける。そして、福島は事件の経緯を話し切ったところで、当時、廃刊寸前だった週刊誌を自らの捏造記事で救ったことで、調子に乗っていたと反省する。しかし、それだけではなかった。福島は沙織へ最後の復讐を実行するのだ。「きっと俺は来世も週刊誌の記者になるよ。よく見とけよ。お前が俺を殺したんだ」と、その場からあっけなく飛び降りる。残された沙織は信じられず、絶望で崩れ落ちてしまう。この展開にTwitterでは、「編集長ゲスいけど、来世でも記者になるってかっこよ」「今晩の二朗さんは、かなりの男前度だった」「次はお前だと言わんばかりの飛び降り」「沙織が辛くなる展開ばかり…」などの声が多くあがった。

この後、沙織が糸賀の元に向かうと、またも沙織を苦しめる悪夢の展開が待ち受けていた。一体この物語にはどんな結末が待ち受けているのか? 次回はいよいよ最終回。糸賀の目的と2人の過去が明らかに。誰も予想できないクライマックスに注目だ。

【文:牛窪 梨花】

提供:読みテレ

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