木村多江の“悪い役”に共演者&家族が恐怖

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女優の木村多江が15日、都内で行われた読売テレビ・日本テレビ系のドラマ『ブラックリベンジ』(毎週木曜23:59~)の囲み会見に出席。世の中の裏に巣くうスキャンダルに迫り、夫を陥れた人間を次々と追い詰めていく週刊誌の敏腕記者役にのめり込むあまり、家族から「恐い」と言われたことを明かした。

昨今、最も世間を魅了している週刊誌の世界を舞台に、かつて夫をスキャンダルによって死に追いやられた過去を持つ敏腕記者・沙織(木村)が、世の中の裏に巣くうスキャンダルに迫り、夫を陥れた人間を次々と追い詰めていく本ドラマ。会見には共演者の佐藤二朗、平山浩行、カミナリの竹内まなぶと石田たくみも出席した。

9月9日にクランクインし、現在後半戦を撮っているという木村は「復讐劇であり、最初は地獄を眺めていたつもりだったのが、いつの間にか自分があり地獄の中にいて……。どうリアクションしていいかわからないくらいの究極のところ、復讐劇の意味を知るところまで今きています」と前半戦を振り返る。また、役柄的にずっと怒っているため「本番以外もそうしていたら、おかしくなりそうで……」と述べ、「撮影前、ギリギリまで敵となる人と話していて、撮影スタートで沙織になる。それでカットがかかるとみんなが“こわーい”って笑っていたりするんです」と撮影の裏側も苦笑いで紹介した。

竹内は、そんな木村に「今日も恐い顔に吸い込まれそうになりました。撮影が終わって(顔が優しくなると)キュンキュンします」とラブコール。石田も「沙織の追い込むまでの過程が恐くて」と木村の迫真の演技に圧倒されていることを明かした。

それを受けて、木村は「みんなにあそこが恐かったって言ってもらえると嬉しくて。わたしはいい人はうまくできないけど、悪い人をやるとすんなり役に入っていける。自分の芝居が正しいかは自分でわからないので、恐いと言われると嬉しくて」と笑顔。沙織になりきるあまり、当初は「家族に恐いって言われて……」とも明かし、「家では普通にしているつもりも、まわりには沙織臭が漏れているのかなって。今はスイッチが入ればすぐに沙織になれる。プライベートで役を引きずることはないです」と話していた。

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