セカオワの独特な作曲スタイルに密着『メアリ』主題歌の裏側とは

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7月8日に日本テレビ系で放送された『ZERO CULTURE スピンオフ 密着500日「メアリと魔女の花」』が、民放公式テレビポータル「TVer」で配信スタート。主題歌を手がける4人組バンド・SEKAI NO OWARI(略称:セカオワ)に密着したコーナーで、楽曲制作方法が明かされた。

『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が、新たに立ち上げたスタジオポノックで制作した『メアリと魔女の花』を取り上げる同番組。スタジオジブリを退社後、ゼロから作品に取り組む様子を追い続け、ジブリの志を継ぎ、描き続ける米林監督の姿はもちろん、ヒロイン・メアリ役を演じた杉咲花の挑戦や、主題歌を書き下ろしたSEKAI NO OWARIと監督、西村義明プロデューサーとの熱のこもった取り組みにも密着している。

ある日、打ち合わせにやって来たSEKAI NO OWARI。ファンタジーを表現した独特の世界観で幅広い世代から支持されている彼らに、西村が「どんな楽器で作曲するのか」と訊ねると、Nakajinが「僕はいろいろ使います。鍵盤も使いますし、ギターもやります。ギターがもともとの楽器なので一番慣れているんですけどね」と明かす。続いて、Fukaseが「今回はメロディーを3人で作っていて、(楽譜を指差し)ここの部分がNakajinで、ここが僕が作っていて、Nakajinが1行目、Saoriちゃんが2行目のメロディーを作ってます。あまりこういう風に作る人はいないと思います」と、独特の作曲スタイルを紹介。Fukaseが「迷い道せずにできたよね。メロディーとか」と振り返ると、Nakajinは「俺、Aメロ11個くらい作ったよ」と語り、一同は大笑い。

そして、Fukaseは「プロデューサーの西村さんから、ビジネス的なタッグを組むのではなく、ストーリーの最後に僕たちの音楽がかかる時に、それに意味がなければやりたくないんですっていうような旨を伝えていただいた」とオファーの裏側を明かし、「主題歌の意味という、何のために主題歌があって僕たちがすべきことはどういうことなのかを自分たちなりに考えました」と想いを語った。

その後、歌詞の打ち合わせでは、西村と米林監督から「サビの歌詞へのこだわり」のリクエストが出され、SEKAI NO OWARIのメンバーたちが苦悩する姿。小林武史も参加したミックスの様子、主題歌が完成する瞬間が映し出された。

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