出た!激カワなコナンくんに視聴者メロメロ『名探偵コナン』

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アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)7月29日放送回の「汽笛の聞こえる古書店」では、本に関する話題が多くあがった。その中で、主人公の江戸川コナンが大好きな本に出会った時に見せた表情があまりに無邪気で「可愛い」「めっちゃ喜んでるwww」「久しぶりの年相応な反応w」などとファンを和ませた。

この回、コナンたち少年探偵団は古本の競り市場で顔なじみの古書店店主と出会う。コナンたちはリアカーを押して店まで古本を運ぶ手伝いをし、その後、近くの公園で遊ぶことに。その公園には大きなSLが展示されており、時間になると車輪が動く仕掛けになっていた。少年探偵団はその様子を間近で楽しみ、大満足。家に帰ろうと古書店の前を通りかかると、そこには本棚が将棋倒しになって店主が下敷きになっていた……というストーリー。

今回、舞台が古書店ということもあり、珍しい本がズラリと並ぶ中、コナンが目を付けたのは「シャーロック・ホームズ・シリーズ」という世界を代表する探偵小説の初版本だった。実際、2010年に、著者であるコナン・ドイル氏のサイン入りの初版本が競売にかけられ、5000万円以上の値が付いたと言われる大変貴重なものだ。

コナン(工藤新一)は生粋のシャーロック・ホームズのファンである“シャーロキアン”。ホームズを師と仰ぎ、彼の推理論を好きな言葉として挙げている。また、ホームズがバイオリンを弾くことができることからバイオリンの知識も豊富で、ホームズについて話し出すと止まらないほどだ。そのコナンが初版本を見つけた時には、推理をする時とは違い、少年らしいキラキラとした表情を見せた。これには、Twitterで「このシャーロキアンめ!」「クールぶってても17歳はまだまだ子ども」「かわい~!」と視聴者もメロメロの様子だった。

また、古書店の本の中に「二分の一の頂点」という小説が紛れ込んでいた。これは1998年9月に放送された「ミステリー作家失踪事件」で登場した小説のタイトルである。発見した視聴者は「あ、昔のコナンで出てきた作中作だ」「こういう細かいのがいい!」「懐かし~」と興奮した様子だった。

8月5日の放送は「断崖に消えたコナン(前編)」。どうやらコナンに何か危険なことが起こりそうな予感だ。見逃せない。

【文:山田 奈央】

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