7月6日スタートの読売テレビ・日本テレビ系の連続ドラマ『脳にスマホが埋められた！』（毎週木曜23:59～）の第1話完成披露試写会と取材会が3日、都内で開催され、主演の伊藤淳史をはじめ、新川優愛、安藤なつ（メイプル超合金）、鈴木おさむが出席。作品の魅力や撮影現場での裏話を語った。

鈴木が企画した本作の主人公は、アパレル会社「エグザルトン」に勤務する、リストラ候補の折茂圭太（伊藤）。どん底状態だった彼の脳が、ある日突然、なぜか“スマホ”のようになり、「スマホ人間」になってしまった。視界にはメッセージの吹き出しが飛び交い、ガラケーを使うアナログ人間の圭太には何が何だかわからない。「他人のメッセージ（＝秘密）を見ることができる」という能力まで備えた彼は、自分に関係ない社内外のトラブルに次々と巻き込まれていく……。しかし、様々な人間模様の中、毎回、人助けのようなことを繰り返して成長する圭太。ちょっとしたヒーローになってしまった男の機微を描く、1話完結の「SFヒューマンドラマ」となっている。

本作では、実際には目の前にないスマホ画面をイメージしながら演じているため、伊藤は「頭にイメージがあってもなかなか上手く撮影ができませんでした」と振り返り、「でも、段々やっていく内に慣れてきて、お芝居の中にハマっていくというのが割と早い段階でできました。（1話を見て）僕が思っている以上のクオリティのものが出来ていたのでビックリしました。このドラマの大切な要素が素晴らしいクオリティで仕上がっていて感謝しています」と語った。

これを受け、鈴木も「画面設定には特にこだわって欲しいとは言ったけど、いざ見たら（スタッフに）申し訳ないなと（笑）　ブルーバックで撮っているわけでもないのに、伊藤くんの動きに合わせてクルクル回ったり、ほんとうに大変だっただろうなと思います」とCG担当のスタッフを労っていた。

そんな中、共演者同士のエピソードになると、安藤が「俳優、女優としての大先輩なので恐縮してしまうんですけど、お二人とも場を和ませてくれます」と明かし、「ただ、最近はエスカレートしてきまして、セクハラしてくるんですよ。本番前に私のお腹と乳の間をグイグイ触ってきたり……」と暴露。すると、伊藤は「僕はやってないですよ！　ちょっと、二人がやったみたいに言わないでくださいよ（笑）」と猛反論。新川が「私がやってます（笑）」と恥ずかしそうに告白した。

このほか、この日は4人が顔交換アプリ「SNOW」で、伊藤、新川、安藤の顔になって写真撮影をしたり、集まった観客の中から8人の協力者を募り、登壇者全員で伊藤の顔になって写真撮影をしたりするコーナーも展開された。