あの防犯システムに隠し機能が! 『名探偵コナン』の豆知識が話題

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アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)の5月20日放送回「防犯システムの落とし穴」の中で披露された“催涙スプレー”に関する豆知識が視聴者の間で話題になっている。

今回、探偵・毛利小五郎は空き巣の犯人を捕まえてほしいと女性から依頼を受け、そこにコナンも同行していた。依頼人を自宅マンションまで送り届けたちょうどその時、マンション裏の駐車場で叫び声があがる。駆け付けるとそこには依頼人の隣に住む男性が遺体となって横たわっていた。小五郎はその遺体が酒臭かったこともあり、7階の自宅の部屋から泥酔して転落した事故と推理。そこに到着した目暮警部たちは捜査を始めるが、コナンだけは防犯対策が万全だった男性が自宅の玄関の鍵をかけていなかったことから疑問を持ち、事件性を疑う……というストーリー。

今回はタイトルの通り、防犯システムがキーワード。被害者が防犯カメラや警備会社といった防犯システムを駆使している中での殺人事件となった。そんな中、視聴者の注目を集めたのが“催涙スプレー”に関する知識だ。

コナンの説明によると、催涙スプレーが吹きかけられたところにブラックライトを当てるとその部分が光るというのだ。これはスプレー内に入っているUV塗料の成分によるものらしい。この機能は一般にあまり知られていなかったようで、ネット上では「塗料が含まれているなんて知らなかった!」「光るってホント?」「アニメだけの設定かと思ったら実際にあるのか」と、この話題で持ちきりになっていた。

実際に吹きかけた犯人に逃げられてしまった場合も、その後の逮捕につなげるために現在ではUV塗料が含まれる製品も多く販売されている。その成分は肉眼で見ることはできず、洗濯をしても落とすことは難しいのだとか。

Twitterでは「最近の催涙スプレーどんだけ進化してるんだよw」と驚きの声があがっていたが、『コナン』を観ているとこういった豆知識にたびたび出会うことがある。「海外旅行に行くと時効がのびる」といった法律知識、「雪と塩の関係」といった科学的な雑学、人の応急処置の方法など、それらを知ったのは『コナン』からという人も多いのでは? コナンの博学ぶりも番組の魅力のひとつである。

【文:山田 奈央】

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