女性たちの間で密かなブーム「空中ブランコ教室」に潜入『マツコ会議』

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マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。5月20日の放送は、女性たちの間で密かに人気の空中ブランコ教室を探った。

名古屋の閑静な住宅街にある「フランインフィット」は、日本で唯一の室内型の空中ブランコ教室で、料金は120分6000円。建物はちょっとした体育館ほどの大きさがあり、中には、空中ブランコ用の7メートルの高さのスタート台が設置してあった。

空中ブランコの体験を終えたばかりの36歳の女性に、「失礼な質問になっちゃうかもしれないんですけど」と前置きし、「何のために?」と習う理由を尋ねるマツコ。女性によると、「小さい頃の夢がサーカスの空中ブランコのお姉さん」だったが、その夢は大人になるにつれ薄れ、現在は、作業療法士の仕事を続けながら、趣味としてこの教室に通っているという。また、空中ブランコを体験した瞬間はアドレナリンがたくさん出るので、楽しい状態になると熱弁。マツコに精一杯、空中ブランコの魅力を伝えていた。

しかし、「聞いていてもよくわからんのよ」と、マツコにはいまいち魅力が伝わっていない様子。ここで、マツコが「ヤギさん、あなた飛んでみて」と、中継班の“ヤギ”こと、川端ディレクターに、実際に空中ブランコを体験するように指示。7メートルの高さから飛び立ち、脚を引っ掛けて宙吊りになるという川端ディレクターの意外な空中ブランコの“上手さ”に、スタジオでは爆笑が巻き起こった。

続いては、先ほどの女性の友達の50歳の女性が登場。マツコがこの女性にも、空中ブランコを習う理由を尋ねると、「嫌なことが吹っ飛んじゃう」という答えが。マツコが「そんなに吹っ飛ばしたい何かがあるんですか?」と尋ねると、女性は「孤独死」と答え、マツコらを笑わせていた。現在バツイチで、婚活中だという36歳と50歳の女性2人。初対面の男性にはあまりこの空中ブランコの趣味を言えないのだという。リアルに孤独死が近づいていると怯える2人に対し、マツコは、「私ね、結婚するだけが正義じゃないと思っているのよ」と持論を展開。「別にいいじゃない、空中ブランコをやって働いて、空中ブランコをやって働いて、それを粛々とやっていくっていうのも」と諭し、最後は「人生ってそんなに面白いことないからね!」とエール(?)を送った。

他にも、イケメンインストラクターに惚れている女性や、大学時代のスキー部の先輩後輩だというアダルトな男女が登場した今回。当初は興味を示さなかったマツコも、実際に空中ブランコを目の当たりにして、「なんかちょっと、やりたい気持ちはわからなくはない」と一定の理解を示した。さらに、空を飛ぶ夢を引き合いに出し、人間の根本にある空中に解き放たれたいという思いが人に空中ブランコをさせるのではないかと指摘。「本能的なスポーツ」と、その魅力を伝えていた。

番組の中で特に気になったものに迫る「さらに掘り下げたVTR」では、「1回転できるまでヤギを名古屋に置いておくか。ヤギが超ストイックに空中ブランコをやるっていうね」というマツコの指示により、川端ディレクターが空中ブランコの大技に挑戦することに。番組HPでは、感動のドキュメントに仕上がった川端ディレクターのチャレンジの様子が公開されている。

次回の放送は、意外に稼げると人気のビール売り子の実態を深掘り。アルバイトに精を出す女子大生とマツコがトークを繰り広げる。

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