ウブな本番デビューに密着!お天気キャスター養成学校に潜入『マツコ大会議』

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マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。4月8日は、22時から特別版として2時間SP『マツコ大会議』を放送。お天気キャスターの養成スクールなどを探った。

今、なりたい人が急増しているというお天気キャスター。『Nスタ』(TBS系列)のお天気キャスターとしてお馴染みの森田正光さんが代表取締役を務める気象予報士養成学校「クリア」は、15年間で生徒数が10倍になったという。中継班はさっそく赤坂にある同所に潜入。気象予報士の資格を取るための教室では、赤いジャージを着て頭にタオルを巻いた、超個性的な男性講師がオーバーアクションで授業を行っていた。「クリア」の専属講師で、もともと高校で理科を教えていたというこの男性。そのキャラクターにマツコも「誰だ、お前は!」と吠え、「アナタなかなかの自己主張よ!」とツッコんでいた。そのファンキーな格好とは裏腹に、すでに52歳だということが判明すると、40代前後だと予想していたマツコは、「えー! 若!」と驚愕。さらに、高校では問題教師として有名だったという男性に、マツコも「でしょうね」と納得していた。

そんな強烈な講師に教わっているのは、お天気キャスターのタマゴたち。26歳の大河内孝子さんは、岡山のテレビ局「テレビせとうち」の元アナウンサーで、お天気キャスターを目指して入学。女子アナ時代の宣材写真を見たマツコに「宣材写真と私、どっちがかわいいですか?」と尋ねるが、「あ、宣材写真で~す」と即答されていた。自分の強みとして気象を学びたいという彼女。「どういう気象キャスターを見たいですか?」という質問をマツコに投げかけると、「なんかちょっと変わったところがあった方がいい」というアドバイスが返ってきた。マツコは、「白いふわふわのマイクつけて、ブリブリの服着てやられてもさ、オカマはうんともすんともならないから」と、従来のお天気キャスター像に苦言。さらに、「だから私はNHKの人たち好きね。けっこうエロめの男を用意しているのよ」と語り、その中でも斉田季実治キャスターが好きだと告白していた。

続いては、より実践的な授業を行っている教室へ移動。中では、ひとりの女性がモニターに映った雲の動きを本番さながらに解説していた。しかし、30秒間で気圧の配置や雲の動きを解説しなければならず、しどろもどろになってしまう彼女。マツコにも「不出来にもほどがあるわね!」と指摘されていた。予報士の資格を取ってまだ4~5ヵ月だという塚原美緒さん。現在、キャスターの勉強の真っ最中だという彼女だったが、なんとすでに4月から「広島テレビ」でお天気キャスターとしてデビューすることが決まっているという。マツコが「早くやらないと間に合わないわよ!」と発破をかけ、「先生、もっとスパルタでやらないと!」と提言するも、講師の先生も「ここまでひどいとは思わなかったです」と厳しいひと言。その先生がお手本を実践してみせた後、再度、チャレンジする塚原さんだったが、やはりボロボロ。「ある意味ね、広島の人に可愛がられるかもしれない。新しいタイプの天気予報になる可能性を秘めている」とマツコがフォローし、先生も「広島の方には末永く見守っていただけたらと思います」とお願いしていた。

番組では、この塚原さんのお天気キャスターのデビューに密着。デビュー1週間前からは、「クリア」の講師陣による特別カリキュラムが開始。猛特訓によって、技術面やメンタル面を強化していった。本番前日、番組スタッフが塚原さんを訪ねると、「昨日までが不安でいっぱいで、黙っていても涙が出てくる状況だったんですけど、明日に向けて前向きに切り替えないと」とやる気を見せていた。当日は朝の10時15分から最初の放送がスタート。塚原さんは、『スッキリ!!』(日本テレビ系)内の広島地方のお天気コーナーを担当。本番では緊張と不安の中、ミスなく天気を伝えていたが、かねてから指摘されていた早口を意識し、ゆっくりとしゃべったため35秒の時間内に収まらず、途中で終了してしまうことに。自己採点では20点。「もっともっと成長できるようにこれから頑張ります」と意気込む塚原さんだった。

番組では、このほかに人気企業ランキングで3年連続1位に輝いたANAに潜入。羽田空港で航空機の誘導や貨物の搭載・搬出業務を行うグランドハンドリングの女性たちや、キャビンアテンダントの女性たちが、マツコとトークを繰り広げた。