元タカラジェンヌが教える宝塚受験スクールに潜入『マツコ会議』

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マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。4月1日の放送では、タカラジェンヌを目指す学生たちが通うダンススクールを探った。

先日、松岡修造の娘が合格したことでも話題になった宝塚音楽学校の入学受験。倍率は非常に高く、1994年の48.2倍が最高で、ここ最近も常に20倍以上の倍率を保っているという。目黒区の学芸大学駅から徒歩1分の「HatsuNe」は昨年、2名の生徒を合格に導いた実績のあるダンス&フィットネススタジオ。中継班が中に入ると、元タカラジェンヌであり、スクールの代表を務める初嶺麿代先生が、受験クラスの生徒たちを厳しく指導している最中だった。

「声が裏返ってるよ!」と、きちんと声が出せない生徒を叱責する初嶺先生。教室内では、宝塚受験で大切だといわれる面接時の自己紹介の練習が行われており、そのレッスンの厳しさにマツコも唖然としながらも、「たしかにね、かわいい顔されてたけど、先生の言うことがわかる。まだ恥じらいみたいなものが残っちゃってたな~」と助言。そして、自ら恥じらいを捨てた自己紹介を大声で実践してみせ、初嶺先生から、「本当にその通りです!」と、太鼓判をもらっていた。

宝塚受験は1次から3次試験まであり、なんと1次試験は面接のみ。マツコも「これだけなの!? 厳しい~!」と驚くのだった。面接時の立ち振舞い、声の響き、表情、容姿、スタイルで全てが決まってしまう1次試験。ここで1000人以上から400人ほどに絞られるのだとか。あまりの厳しさに、「もうちょっと試験増やしてあげたら?」と同情的になるマツコ。さらに、受験資格は、中学3年から高校3年までの1人4回まで。別の女の子は、昨年、最終の3次試験まで通ったが、惜しくもそこで不合格になってしまったという。これにはマツコも「それ悔しいね~」とみけんにシワを寄せ、「質問に対する答えが言えなかった」ことが不合格の原因だったという彼女に、「失敗してもいいからね、答えちゃうのがいいんだよ。考えて何も言わないより。ちゃんと答えることのほうが重要。つまっちゃっても何か言いな」とアドバイス。さらに「トップスターになっても私のこと忘れないでよー」と生徒全員にエールを送ったのだった。

「宝塚に行くための学校に、その若さで入るわけじゃない。そこにいる人ってみんな覚悟をしてきている人だから、その中で秀でるっていうのは、なかなかのことよね」と、宝塚の厳しさを改めて実感したマツコ。続いての教室は、年齢制限のない一般クラスで、大人の女性たちがダンスレッスンの真っ最中だった。その楽しげな雰囲気に、マツコも、「急に緊張感がなくなったわね。(受験クラスと)驚くほどの差があるわね」とつぶやくのだった。

一般クラスを受け持つのは、自ら「妖精」を名乗る、不思議なキャラクターの先生で、マツコも「妖精を初めて見たもので」と動揺。受験クラスを受け持つこともあり、受験生に声楽やソルフェージュ(楽譜を読む訓練)、日本舞踊などを教えているという。マツコも「ここの学校が強いのは、レッスンを妖精がしているからなのね」と納得していた。ここで生徒の一人と、代表の初嶺先生がデュエットダンスを披露することに。もともと初嶺先生の大ファンだという生徒と、初嶺先生が魅せるダンスの後ろで、大はしゃぎする「妖精」に、マツコも大爆笑。「カメラの後ろでずーっとはしゃぐ妖精が映っていた。妖精がもう、存在感がすごくて。もうリアクションがほぼ(林家)パー子さんだった」と指摘していた。

他にも、オスカルに憧れて男装で通勤電車に乗ってやって来る先生や、鎌倉から1時間半かけてスクールに通う生徒などが登場した今回。番組の中で特に気になったものに迫る「さらに掘り下げたVTR」では、「あの子たち(受験生)の合否を追ってしまうのはちょっと違う気がするのよね。それはそっとしておいてあげよう。そうなると妖精しかない」というマツコの意見によって、「妖精」のプライベートに密着。番組HPでは、「妖精」こと、南かりん先生の意外な正体が公開されている。

次回の放送は、「女性の夢のお仕事深掘りSP」と題し、憧れの職業を調査。キャビンアテンダントやお天気キャスターたちがマツコとトークを繰り広げる。

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