辛坊治郎「生きててよかった!」あの海難事故を振り返る

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名倉潤辛坊治郎がMCを務めるバラエティ『生死を分けたその瞬間 体感!奇跡のリアルタイム』(読売テレビ・日本テレビ系)が、3月30日(木)21時から2時間SPとして放送される。

同番組は、現場に居合わせた者だけが体感する“時間”にスポットを当てたバラエティの第4弾で、一歩間違えれば一大事だった実際の事件・事故を再現VTRで紹介。運命を分けたターニングポイントから、奇跡が起きるまでの時間を秒単位で表示しており、視聴者も現場のヒリヒリとした緊張を体感できる演出が人気を博している。今回取り上げるのは、「“ハドソン川の奇跡”を超える、奇跡の生還劇!車輪が出ない胴体着陸」「盲目のヨットマンとキャスター辛坊を救え!救助艇US-2、奇跡の救出劇」など。パネラーゲストとして、テリー伊藤、石原良純、高梨臨、ジャングルポケット、おのののかがスタジオに登場する。

「“ハドソン川の奇跡”を超える、奇跡の生還劇!車輪が出ない胴体着陸」では、昨年公開された映画『ハドソン川の奇跡』でも描かれた旅客機不時着事故を超える、ポーランドで起こった“奇跡の生還劇”を振り返る。2011年10月31日の夕方、乗客220名、乗務員11名を乗せて、ニューヨークからワルシャワに向けて飛び立った「ポーランド航空16便」。離陸から30分後には、すでに危機は始まっていた。操縦や着陸、地上走行などを司る油圧システムに異常が発見される。機長のタデウシュ・ヴロナは、すぐさま管制塔に連絡。着陸時に車輪が出ない非常事態を察してのことだったが、管制塔はそのままワルシャワを目指すように指示を出す。機体には非常用の電動システムがあり、油圧システムが故障していても車輪を出すことが可能。その両方が同時に故障することは、万が一にもあり得ないとのこと。しかし8時間後、ワルシャワ上空で着陸準備に入った16便に、そのあり得ないことが起こる。電動システムが作動せず、何度操作を試みても車輪が1つも出ない。ヴロナ機長はさまざまな手を打つもついに万策尽き、車輪が1つも出ないまま機体を着地させる“完全胴体着陸”の決行を決断する。一歩間違えば機体が大破して炎上し、大災害を招きかねないのだが……。そんな決死の着陸までの“1分28秒”を実際の映像で体感していく。

一方、「盲目のヨットマンとキャスター辛坊を救え!救助艇US-2、奇跡の救出劇」では、2013年6月21日、辛坊とブラインドセーラー・岩本光弘を乗せたヨットが日本から1200kmの太平洋沖で沈没した事件を取り上げる。海上自衛隊に救出された奇跡の一部始終を、辛坊が沈没寸前の船から持ち帰った実際の映像を交えながら再現。奇跡の救出までの“52秒”を海上自衛隊が撮影した貴重な映像とともに振り返る。さらに、スタジオには辛坊とともに九死に一生を得た岩本が登場。「このまま命がなくなってしまうのかな、と思った」と死を覚悟した瞬間や、「日々“生かされている”と感じる」と遭難からおよそ4年を経た現在の心境を明かす。対する辛坊は、生々しい事故の映像に「自分で見たいような見たくないような……」と複雑な表情を浮かべながらも、「生きててよかった! と感じる」と偽らざる胸のうちを明かし、「救出してくれた隊員のみなさんに感謝の言葉しかない」と感慨深げに語る。

このほか、世界中から届いた“スレスレのところで命が助かった人々”の映像を紹介するミニコーナー「世界から直送!体感!スレスレリアルタイム」の企画も。ゲスト陣が思わず立ち上がり、「ヤバイ!」「危ない!」と叫んだ、まさに危機一髪の瞬間を捉えた衝撃映像は必見だ。

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