辛坊治郎、海難事故の映像を公開『奇跡のリアルタイム』第4弾

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名倉潤辛坊治郎がMCを務めるバラエティ『生死を分けたその瞬間 体感!奇跡のリアルタイム』(読売テレビ・日本テレビ系)が、3月30日(木)21時から2時間SPとして放送される。このほど行われた番組収録後に、名倉と辛坊が取材に応じた。

同番組は、現場に居合わせた者だけが体感する“時間”にスポットを当てたバラエティの第4弾で、一歩間違えれば一大事だった実際の事件・事故を再現VTRで紹介。運命を分けたターニングポイントから、奇跡が起きるまでの時間を秒単位で表示しており、視聴者も現場のヒリヒリとした緊張を体感できる演出が人気を博している。今回取り上げるのは、「“ハドソン川の奇跡”を超える、奇跡の生還劇!車輪が出ない胴体着陸」「盲目のヨットマンとキャスター辛坊を救え!救助艇US-2、奇跡の救出劇」など。パネラーゲストとして、テリー伊藤、石原良純、高梨臨、ジャングルポケット、おのののかがスタジオに登場する。

収録を終えて、名倉は「今回はよりすごいリアルな体感ができましたね。やはり辛坊さんの事故の映像は強烈に印象に残りました。実際に映像を見ると本当にすごい海難事故だったことがわかりましたし、たくさんの奇跡が起こったんだなと思いましたね」とコメント。一方、自身の海難事故の映像が使われた辛坊は「僕自身はひたすら恥ずかしいと言いますか……。思い出したいような、思い出したくないような話もいっぱいありますからね。気持ちは複雑です。ただ、改めて映像を見直してみると、生きて帰れたのは本当に奇跡だったんだなと痛感します。奇跡の連鎖に助けられた。どこかが違っていれば、命はなかったんだなぁと。生きて帰ってこられてよかったというのが正直な気持ちです」と収録とともに、事故当時を振り返った。

そんな映像が残っていた経緯について、辛坊は「出港から4台のカメラで航海の様子をSDカードに記録していたんです。6日間、ずっと休みなく撮影していたので、6日×24時間の映像を収めたカードが24枚。船を脱出する時には完全防水の小さなケースに入れて持ち出したんですが、救助される時に置いていくよう言われる可能性が高いと思い、最後は自分が着ていた合羽のポケットに突っ込んだんです。だから海水でずぶ濡れになったんですが、今のデジタル技術はすごいですね。映像を復活させることができました」と明かす。さらに、「何があったかを一度見ていただく機会があってもいいかなという気持ちが半分、あまり見たくない気持ちも半分……。両方の思いがあります」としつつも、「ただ、小さなヨットが海難事故を起こして、沈没するまでの映像が残っているケースは、海難史上でもあまり例がない。そういう意味では、見ていただくのも悪くないのかなと思います」と、貴重な事例であることを紹介した。

そして、毎回好評のミニコーナー「スレスレリアルタイム」については、辛坊が「あれは本当にすごかった(笑)」と興奮気味に語り、名倉が「こちらはもう楽しんでいただきたいです。あと10個ぐらい見てもいいほど僕らも楽しんで見られました(笑)」と振り返り、「最後には絶対に助かっている映像なので、お子さんと一緒に盛り上がりながら見られると思います」と見どころをアピールした。

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