実写『斉木楠雄のΨ難』配役に「違和感なし!」原作者・麻生周一が太鼓判

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山﨑賢人が主演、福田雄一が監督を務める映画『斉木楠雄のΨ難』(10月21日公開)の追加キャストとそのキャラクタービジュアル、そして特報&ティザービジュアルが解禁された。

2012年より週刊少年ジャンプで連載中の、累計発行部数450万部を超える異色の大人気ギャグコメディ『斉木楠雄のΨ難』(麻生周一原作/集英社)を映画化した本作。世界を滅ぼすことができるぐらいとんでもない超能力を持ちながら、普通の生活を望む主人公・斉木楠雄や、そんな斉木を取り巻く特異なキャラクターが多数登場する、とにかく本気でフザけることを突き詰めた“学園エンタテインメント超大作”だ。

すでに山﨑が主人公・斉木を演じることは明らかとなっていたが、この度、その他のキャラクターを演じるキャストが解禁。斉木に想いを寄せる照橋心美(てるはしここみ)役に橋本環奈。斉木の相棒を自称するバカ・燃堂力(ねんどうりき)役に新井浩文。闇の組織と戦っている設定の中二病・海藤瞬(かいとうしゅん)役に吉沢亮。熱血の学級委員長・灰呂杵志(ハイロキネシ)役に笠原秀幸。見た目は真面目だけど元ヤンの窪谷須亜蓮(くぼやすあれん)役に賀来賢人。騒動を巻き起こしがちの大人気イリュージョニスト・蝶野雨緑(ちょうのうりょく)役にムロツヨシ。ちょっとエロい校長・神田品助(かんだぴんすけ)役に佐藤二朗が決定。今を時めく最旬キャストから超実力派、そして福田組の常連キャストまでが揃った豪華キャスト陣が、一筋縄ではいかないアクの強いキャラクターを圧倒的な再現度で演じる。

また、それぞれのキャラクタービジュアルでは、斉木のピンクの髪の毛、燃堂のケツアゴなどを完璧に再現し、その違和感のなさに、撮影現場を訪れた麻生氏を唸らせていたという。

さらに今回、キャスト陣と麻生氏からコメントが到着。以下で紹介する。

<斉木楠雄役 山﨑賢人>
超能力を隠して生活する高校生。目立たず、誰からも干渉されない生活を望んでいるが、なぜか周りには変な奴が集まってくる。

<コメント>
念願の福田組でお芝居できたことがものすごく楽しかったです。笑いを堪えるのが地獄でしたし、表情筋がバグりそうになったこともありました。人を笑わせることがどれだけ、難しいことか思い知りました。今までにない初めてのジャンル、今までにないお芝居に挑戦できたと思います。キャストの方々、最高です。スタッフの方々、最高です。とにかく笑い、楽しむ事が一番だということを僕は感じました。是非皆様にも劇場で笑い、ハッピーになってもらいたいです。

<照橋心美役 橋本環奈>
斉木が気になってしかたないPK学園のアイドル。照橋自身、天下無敵の美少女であることを自覚している。

<コメント>
“宇宙一可愛い”というキャッチコピーがあるのに、表に出ない心の声がすごいという、ギャップが大きい照橋心美を演じるのは難しかったけど、すごく楽しかったです。斉木楠雄が超能力者という何でもありの世界で、福田監督を笑わせたくて、もっともっと面白くしようと考えましたが、他の皆さんが面白すぎて笑いを堪えるのが、とにかく大変でした。山﨑さんとは初共演ですが、斉木が好きだけど気持ちを隠してつきまとうテンションの高い照橋に対して、とにかく冷たい斉木楠雄という今までにない山﨑さんが見れます(笑) でも、山﨑さんはじめ、初日からこんなにもボケるのか、と言うぐらい、キャスト全員がハジけていますので、是非楽しみにしてください!

<燃堂力役 新井浩文>
高校生離れした外見の自称 斉木の“相棒”。バカすぎるためテレパシーでも思考を読めない。

<コメント>
剃りと眉毛が元に戻るまでの期間、何の仕事もできなかったので、麻生先生に補償金いただきたいです。

<海藤瞬役 吉沢亮>
中二病にどっぷりハマり、自身を“漆黒(しっこく)の翼(つばさ)”と呼び、闇の組織“ダークリユニオン”と戦っている設定。

<コメント>
『斉木楠雄のΨ難』の原作は、連載当初から毎週欠かさず読んでいました。実写化はありえないと思っていましたが、もしするなら海藤は自分がやりたいと思っていました。運命を感じました。ダークリユニオンはめちゃめちゃ強かったですが、右手に宿る闇のフォースでがんばって戦ったので是非観てください。

<灰呂杵志役 笠原秀幸>
熱すぎて気温上昇するほど熱血で、クラスのみんなから信頼される学級委員長。悪意なく、斉木を巻き込もうとする。

<コメント>
大好きな漫画でしたので、参加できる驚きと嬉しさと、30代で高校生ができる不安と嬉しさと、PK学園は様々なキモチの交差点でした。灰呂は、とにかく熱くて一生懸命で、まっすぐ何かがずれてる男。僕とはかなりかけ離れてるエネルギーが必要だったので、毎朝起きたらとにかく大声で叫ぶというところから始めました。今までやったことがない事だらけでしたが、安心して、僕のいくつかの初めての××を福田さんに委ね、優しくリードしていただきました。

<窪谷須亜蓮役 賀来賢人>
見た目は真面目、でも暴走族の元総長。時々、不良の血が騒ぎ、普通の生徒ではありえない行動をとる。

<コメント>
福田さんの世界観と、『斉木楠雄のΨ難』の世界観が絶妙にマッチした映画になっていると思います。共演者の皆さんもとても楽しく、特に山﨑賢人くんは天使みたいな男の子で、連れて帰りたくなりました。元ヤンのキャラクターということでメンチを切りすぎて顔の筋肉が少々おかしくなりましたが、とても楽しい撮影でした。お楽しみに。

<蝶野雨緑役 ムロツヨシ>
トラブルを起こしがちの大人気イリュージョニスト。助手は母親。

<コメント>
監督から役作りがいらないぴったりの役があるとの連絡を受け、蝶野雨緑という、胡散臭い嘘臭いマジシャン役を引き受けさせてもらいました。撮影したところ、すこぶる適した役でした。胡散や嘘をここまで見事に散りばめられるのか、とお褒めの言葉をお待ちしております。ムロツヨシです。山﨑賢人のビジュアルが原作と全く同じことに、とてつもなく驚きました。併せて楽しくご覧いただけたら、これ幸い賢人でございます。

<神田品助役 佐藤二朗>
ちょっとエロい校長先生。キャラ設定は完全アドリブ。

<コメント>
ロケ場所が遠く、2時間半掛けて行き、撮影は4分くらいで終わったと記憶してます。僕が演じた役は校長ですが、いまだにどんなキャラかよく分かってません。福田に対しては今さら何のコメントもありませんが、とにかく橋本環奈が可愛くて可愛くて、2時間半の甲斐がありました。撮影に行ったというよりは橋本環奈を拝みに行きました。

<原作者:麻生周一 コメント>
髪の色をピンクにすると聞いた時は正直不安でした。マンガを実写化する時「見た目をどこまで原作に寄せるか?」は大きな悩み所だと思います。完全に無視すると原作ファンに怒られ、忠実にやり過ぎると違和感が出る……。まぁ大抵の場合上手く間を取る感じですが、この映画は違いました。ピンク! 青髪! ケツアゴ! ……はい、しかしどうでしょう?……違和感がない! 奇抜な格好に負けない素晴らしいキャスト達のおかげで僕の不安は晴れました! あとは公開を待つだけ! 楽しみです!!

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