松坂桃李「24時間マラソンを完走し終わった後みたい」『日暮旅人』オールアップ

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松坂桃李が、主演を務める連続ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)の3ヶ月にわたる撮影を終えて、無事にクランクアップを迎えた。

堤幸彦が監督を務める本作は、山口幸三郎による「探偵・日暮旅人」シリーズ(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)が原作。主人公の“探し物探偵”日暮旅人(松坂)は、ある過去の出来事により、視覚以外の四つの感覚を喪ってしまう。そのかわりに、匂いや感情など、すべてを視ることができる。この特殊能力を使って、旅人は様々な事件を解決していく。そんな旅人を取り巻くのが、相棒の雪路雅彦(濱田岳)、血の繋がらない娘の灯衣(読み:てい、住田萌乃)、灯衣が通う保育園の保育士・山川陽子(多部未華子)。彼らの絆が、事件を解決する度に、天涯孤独だった旅人の冷えた心を、あたかも家族の様な温もりで溶かしていく。

視覚だけを頼りに演技するという過酷な現場で、堤監督からねぎらわれながら花束を受け取ると、ホッとした様子で爽やかな笑顔を見せた松坂。「何かこう、24時間マラソンを完走し終わった後みたいな感じですね(笑)」と心境を明かし、「ここまで走り続けられたのは、堤監督はじめ現場の皆様のチームワークと助けがあったおかげで、とてつもなく感謝しています。皆さんと良い時間を過ごせたと思います。本当にありがとうございました!」と、感謝の言葉を述べた。

5日放送の第7話で、旅人は、20年前に自分をドラッグ「ロスト」の実験台にした灯果(ともさかりえ)に両親を殺した犯人の正体を迫る。しかし、灯果もまた黒幕に操られていた1人だったと知り、やり場のない怒りを感じていた。その頃、旅人と雪路が決裂したことに気を揉んだ灯衣は、陽子に2人の橋渡しを頼む。旅人のもとを訪ねた陽子は、そこに居合わせた灯果が、実は灯衣の母親だという事実を旅人とともに知るのだった。かつて、鳥羽組のドラッグデザイナーとして働いていた灯果は、組を裏切り、身を隠していたが、最後に一度だけ娘と話がしたいと整形までして灯衣に近づいて来たのだ。

その頃、刑事の増子(シシド・カフカ)は、先輩の白石(吹越満)の不審な行動に疑惑の目を向け始めていた。旅人は灯果への憎しみに苦しみながらも、灯果と灯衣が会う機会を作ろうとするが、その裏で鳥羽組と、はぐれ組員のリッチー(北村有起哉)が、灯果を狙って暗躍していた。事務所に戻った雪路は、待ち伏せていたリッチーから、灯衣が人質として母親から誘拐された子どもでることを聞かされ、灯衣に危険が迫っていることを知る。引き裂かれた親子を待つ結末とは!? そして、20年前の事件の意外な黒幕が明らかになろうとしていた……。

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