六本木に復活した伝説のディスコ「マハラジャ」に潜入『マツコ会議』

公開: 更新:

マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。2月18日の放送では、六本木に復活した「マハラジャ六本木」を探った。

バブル世代の聖地ともいわれる伝説のディスコ「マハラジャ」。現在は麻布十番から六本木に場所を移し、当時を懐かしむアラフォーやアラフィフの男女で賑わっているという。1984年にオープンし、バブルの最盛期には1日500人以上の客が訪れていたという「マハラジャ」は、その世代にとっては思い出の場所。中継班が店に入ると、音楽に合わせて多くの紳士淑女が踊っていた。

肩を露わにした白いボディコンスーツのえみこさんは、45歳前後でバツ1の子持ち。まずは工藤静香の「嵐の素顔」の振り付けを披露し、マツコたちを笑わせた。バブル当時、「マハラジャ」にはよく通っていたそうで、他にも青山の「King&Queen」や芝浦の「GOLD」などの人気ディスコで遊んでいたという。最近は、オープン直後に来店し、終電まで踊るのが日課になっているというえみこさん。お酒も飲まず、ひたすら6時間ほど踊り続けるのだとか。マツコが「昔はすごかったでしょうよ。すごいナンパされたでしょ?」と尋ねると、「まぁまぁモテました」との答えが。当時は、送り迎えをしてくれるアッシーや、ご飯をごちそうしてくれるメッシーが常に3~5人くらいいたので、お金を持っていなかったと語った。それを聞いたマツコも、「おキレイだったからできるのよね」とその美貌を讃えていた。

店のVIPルームに入ると、ミカコさんという毛皮をまとった女性がシャンパンを飲んでいた。ゴージャスすぎるその姿に、マツコも「もうなに、富裕層の香りしかしないんだけど……」と少し引き気味。ミカコさんは、「マハラジャ」を筆頭に、数々のディスコの内装を手がけた建設会社の社長で、「六本木をバブルの頃のように盛り上げたい」という夢を実現させるために頑張っているという。職人を100人ほど抱え、時にはツナギを着て、自らが現場に立つこともあるそうで、その姿勢にはマツコも感心。「中古マンションでも買って、ミカコに頼んでみようかしら」、「紫色の壁紙とかにしてみようかしら」と、ビジョンを口にした。

もともと広尾に住んでおり、そこから自転車で六本木に通っているというミカコさん。マツコが「毛皮を着てチャリンコに乗ってきたんですか!?」と尋ねると、笑顔で頷くのだった。六本木を盛り上げるために、毎晩、7~8軒のクラブやディスコを巡り、帰りは自転車を押して帰るというミカコさんにマツコも深く感銘を受けた様子。「私ね、六本木で遊んでなかったんですよ。だからね、六本木デビューしようかな」とミカコさんに相談すると、「ぜひいらしてください! みんなで、みんなでおもてなししますから!」と興奮気味にマツコを誘っていた。

他にも娘と踊りに来たアラフィフ女性や、日本のダンスシーンに魅せられて来日したアメリカ人女性などが登場した今回。「マハラジャ」に集う人々の熱量に触れたマツコは、「六本木がそろそろ生まれ変わり始めるんじゃないかしらね」と、かつてのバルブ期のような熱狂が再び巻き起こることを期待した。

番組の中で特に気になったものに迫る「さらに掘り下げたVTR」では、マツコの「ミカコしかいないでしょう」とのひと言で、六本木を自転車で駆け回る女社長のミカコさんを深掘り。番組HPでは、パワフル過ぎるミカコさんの一日の様子が公開されている。

次回の放送は、過去の放送に登場した強烈キャラに密着。マツコを圧倒した人々の日常に迫る。

PICK UP