おヒョイさんのナレーションをもう一度『途中下車の旅』粋な演出が話題に

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小日向文世が3代目ナレーターを務める番組『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系、毎週土曜9:25~)。2月4日の放送回で、おヒョイさんの愛称で親しまれ、先日心不全のため逝去した藤村俊二さんのナレーションが使われるという粋な演出がなされ、話題を集めた。

同番組は、おなじみの沿線のいつもの町並みや、普段は通り過ぎて車窓から眺めているだけだった場所に途中下車して、散策する街歩きバラエティ。1992年10月3日にスタートし、2011年7月30日放送分まで、滝口順平が初代ナレーションを担当。同年10月1日からは、藤村さんが2代目ナレーションを務めていた。しかし、2015年10月10日の放送から体調不良のため休養。その後、2016年1月9日からは、小日向が3代目ナレーションを担当している。

この日の放送は、小島奈津子を旅人に迎えて、伊豆急付近を散策。下田駅近くのカフェで金目鯛のサンドと下田紅茶を堪能したり、伊豆稲取でミカンワインを作っている工場を見学したり、伊豆急の終点・伊東ではオリジナル蒲鉾を販売している店にも足を運んだ。

そして、エンディングが始まると、小日向が「1月25日、おヒョイさんが天国に旅立たれました。どうやらこの春は向こうで過ごすことにしたようです。さようなら、おヒョイさん。ありがとう、おヒョイさん。今日は懐かしいあの声でお別れです」とコメント。その後、藤村さんの「街を歩けばふと気づく、春の花のつぼみ。素敵な出会いがあなたの心にも花を咲かせてくれるかもしれませんよ。出かけてみませんか? ぶらーりとね」とナレーションが流れるという粋な演出がなされた。

これを受け、ネット上では「最後の最後出泣かされた」「最後に、おヒョイさんの声が流れて震えた」「小日向さんのおヒョイさん哀悼コメントとおヒョイさんのナレーションが流れて泣きそうになったわ」「飄々としているのに、温かい声。 淋しいなぁ」「粋な計らい」といった声があがるなど、盛り上がりを見せていた。

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