堤真一「逆に違和感がある」スーパースーツ姿を初披露『左江内氏』豪華キャストも発表

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日本テレビ系の1月クールの土曜ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(毎週土曜21:00~)で主演を務める堤真一が、左江内のスーパースーツ姿を初披露。鬼嫁・円子役の小泉今日子との2ショットビジュアルも解禁された。

原作は、藤子・F・不二雄による大人ヒーロー物語「中年スーパーマン左江内氏」。平凡な妻子あるサラリーマンで中間管理職の主人公・左江内さん(52歳)は、ある日、怪しい老人から、スーパーマンになれるスーパースーツをむりやり譲り受け、平和を守らねばならなくなる。よりによって、小心者でお人好し、なにより“責任”という言葉が一番苦手な左江内さん……。最初は必死に断る左江内さんだったが、鬼嫁・円子(50歳)に娘のお弁当を昼休みまで学校に届けるよう命じられ、やむをえずスーパーマンを引き受けてしまう。鬼嫁はうだつのあがらない旦那に手厳しいし、思春期の娘は多感な時期で扱いが難しく、父親にとってその思考回路は未知の領域。末っ子の息子にも……なんか最近舐められてる! うちの中でさえ平和を保てないのに、世界平和なんて構ってられるかぁ!! なんて思うけれど、律儀な左江内さんは、スーパースーツが危険を察知する度、しぶしぶ飛び立つ。

一見“ふつう”なのに“異常”な街の人々。平常心を保てず、カリカリし、道端には一触即発の争いごとがたくさん転がっている。たとえ左江内さんが華麗に事件を解決しても、スーパースーツを脱ぐと、左江内さんがスーパースーツを着ている間の出来事は、接した人の記憶から全て消えてしまう。「スーパーマンとしてどんなに頑張ったって、世界から争いが消えることはない」「……家族にそれで見直されることもない」。毎回、そんな理不尽な思いを抱き、背中に哀愁を漂わせつつも、事件を解決するたび、自分と家族との間に起きた問題と重ね合わせる左江内さん。そうやって家族と向き合い、知らなかった家族の心を知り、ほんのちょっとだけ、家族の笑顔を見られると嬉しくなって……。そんな些細な家族との幸せのために、左江内さんは、明日もまたほんの少し頑張ってみようと思い直すのだ。だけど……だけど……やっぱりスーパーマンは荷が重すぎますからっ!

スーパースーツを着た堤は「衣装合わせを何度もやったので、最初は恥ずかしいな、カッコ悪いなと思いましたが、今はもう、割とすんなり、慣れてしまっています。スーパースーツを着た僕と、みんなが普通に会話しているのが逆に違和感があります(笑)」と感想を語り、「左江内は、すごく生真面目な役なので、コメディーと思ってやらずに、真面目に真剣にやっていこうと思っています。真面目にやればやるほど面白くなると思います」と意気込む。そして、「このドラマで伝えたいのは、“家族愛”。それが多分、バカバカしいと思ってしまうところから見えてきて、笑えるけれど、家族の温かさを感じてもらえればと思います」とアピールした。

一方の小泉は、堤の衣装について「スーパースーツ姿、もっと笑っちゃうような感じなのかなと思ったら、ビシッと似合っていて、格好良かったです。スーツのデザインも、機能性が高そうで、細部にこだわりがありました」とコメント。自身が演じる円子については、「台本を読んでいくと……思った以上の鬼嫁でした(笑)」と明かし、「でも、楽しんで振り切ってできたらと思います。本当にありそうな家庭に見えればいいなと思います。デフォルメしすぎないというか、それが一番面白いと思っています」と語った。

このほか、豪華共演キャストも発表された。小池(39歳)をムロツヨシ、池杉(29歳)を賀来賢人、蒲田(24歳)を早見あかり、刈野(29歳)を中村倫也、息子・左江内もや夫(8歳)を横山歩、米倉(年齢不詳)を佐藤二朗、老人(年齢不詳)を笹野高史、簑島(55歳)を高橋克実、木手(きて)を福島マリコ、下山を富山えり子、さやかを金澤美穂、サブローを犬飼貴丈が演じることがわかった。また、娘・はね子役は後日発表される予定。

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