女優陣が声を揃えて「最高だった!」10股男の壮絶不倫劇がクランクアップ

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船越英一郎が主演を務める、過激なキャッチコピー「不倫です。みなさんが大好物の。(10股)」が話題のドラマ『黒い十人の女』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23:59~)がこのほど、クランクアップ。風松吉役の船越のほか、風の愛人役の9人と、妻役の若村麻由美がコメントを寄せた。

原作映画は、1961年に市川崑監督がメガホンを取り、妻の和田夏十がオリジナル脚本を手掛けた名作。現代版では、連続ドラマ初脚本を務めるバカリズムが、独自の視点を交えて描いていく。第1話では、佳代(水野美紀)と美羽(佐藤仁美)がカフェラテをぶっかけあい、第2話では、久未(成海璃子)と志乃(トリンドル玲奈)のキスシーン、第4話では、佳代は、とうとう夏希(MEGUMI)にあんかけ焼きそばをかけられてしまう。さらに、第6話では、久未と彩乃(佐野ひなこ)がプロレス技を掛け合う格闘シーンも話題を集めた本作。8月下旬にクランクインし、11月上旬に2ヶ月半に及ぶすべての撮影を終え、無事にクランクアップを迎えた。

10股をかける男・風を演じた船越は「稀代のダメ男をどこまで憎めない男に仕立て上げることができるか。荒唐無稽な設定にどこまでリアリティを持たせられるかにも注力して演じました。未来を描かず刹那に生きる男の末路にご期待下さい(笑)」と役柄を振り返る。また、バカリズムの脚本については「昭和の天才脚本家と、平成の天才脚本家の奇跡の化学反応を楽しませてもらいました。記憶に残るドラマになったと思います」と絶賛し、「予測不可能な結末に向かってストーリーが加速していきます。可笑しくも哀しい、人間ドラマを思いっきり笑い飛ばして下さい」と視聴者にメッセージを送った。そのほかの共演者のコメントは以下。(1. 印象に残っているシーン、大変だったシーンなど。2.バカリズム脚本について。3.視聴者への恋愛アドバイス)

■成海璃子(神田久未役)
6話のバトルシーンがとても楽しかったです。それ以外にも、名シーン、名台詞ばかりで毎回脚本をもらうのを楽しみにしていました。

■トリンドル玲奈(相葉志乃役)
びっくりするほど長いシーンがあったり、女同士の戦いがあったり、新しいことの連続のドラマ撮影でした。バカリズムさんの脚本が面白くて、読んでも、演じていても楽しくてたまらなかったです!!

■佐藤仁美(弥上美羽役)
1.佳代(水野美紀)に、カフェオレをかけるところが思った以上に綺麗にかかって、そのカットが毎回使われているのには驚きました。

2.バカリ節と言うんでしょうか。女性への偏見と“あるある”がふんだんにあって、予想外の出来事もふんだんにあって、笑いました。想像だけで笑えた。おかげで、変顔のレパートリーが増えました。

3.恋愛は、喜怒哀楽ができるだけ楽しいと思う。恋愛できる気持ちだけあるだけ、素敵なことだと思う。悩むのは恋愛の醍醐味よ。喜怒哀楽を頻繁にするから、表情筋がついて、綺麗になっていくのよ。

■佐野ひなこ(文坂彩乃役)
1. 大変だったのは6話のプロレスシーンで、好きなのはカフェラテのシーンです。

2. バカリズムさんのコミカルなテンポ感や、今時の会話構成が本当におもしろい。さすがだなと、本当に天才だなと思いながら演じていました。毎回台本もらうときわくわくしていて、楽しく読ませていただきました。

3. 自分の幸せを考えて、上手くいかない人を追いかけているのは残酷じゃないですか? ご縁を大事に素敵な人を見つけてください。

■MEGUMI(皐山夏希役)
1. やはりあんかけです。先輩にあのようなことをするのは一生ないと思います。

2. 芸人ならではの振り切ったセリフや流れが本当に楽しく演じさせていただきました。最高でした。

3. 恋愛は自分次第だと思います。自分と相手が楽しくいられる努力をすれば必ずうまくいきますよ。

平山あや(水川夢役)
1.印象に残っているシーンは、たくさんありすぎて選べませんが、個人的には6話の美羽にあれやこれやと嫌がらせをしていくシーンが好きですね。観ていてお腹が痛くなるくらい爆笑しました(笑) あと大変だったシーンもたくさんありますが(笑) 8話ですかね。1シーン30ページ以上っていう見たことのないシーンだったので、2日間で撮影したのがとにかく大変でした!

2.最高! っとしか言いようがないですね。読んでいて楽しい、演じていて楽しい、出来上がって、観て楽しい! のオンパレードでした!

白羽ゆり(卯野真衣役)
1.印象に残っているのは、顔面真空跳び膝蹴りをしたシーンです。NGを出さないように2時間近く専門の方に教えて貰って挑みました。次の日筋肉痛になりましたし、自分は女優としてどこに向かっているんだろうと一瞬考えましたね(笑) 大変だったシーンは、十人の女性が揃ったシーンです。朝までの撮影は、キツかった……。でも、今は良い思い出です。好きなシーンは、個人的に佳代さんがあまりにも憎めない人柄で、いつも撮影現場が和みました。カフェラテをかけられたり、あんかけ焼きそばをかけられたり……水野さんの女優としてのプロ根性を感じました。

2.面白過ぎます。なぜ、あんなに女性のことが分かるんでしょう? シュールさと面白さの両方があって、毎回台本を読みながら笑ってました。お見事です!!

3.とにかく不倫はおすすめしません! 自分にとっての幸せを、本気で考えて生きて欲しいです。私も、この作品をやったことで自分のプライベートは、絶対に幸せになりたいと心から思いました。

ちすん(長谷川沙英役)
1.4話のあんかけをかけられた後の水野先輩のお芝居と、6話のトイレから水をかけられてビショビショの状態ですんと出て来る仁美先輩のシーンですね。

2.脚本が面白い分、それを実際演じることでその面白さが半減しないようにしなきゃという意味では難しかったように思います。と、言いつつもやっぱりめっちゃ楽しかったです!!!(笑)

3.恋愛で傷ついたり苦しむことがあっても、いつか笑って話せるようになるよう、日々、素直な気持ちで自分に正直に生きていれば大丈夫のような気がします!!

■若村麻由美(風睦役)
1大変だったシーンは、“最終回”。睦の本音は、色々な意味で大変でした。特にワンシーン17ページ170カットが印象に残っています。あんなことを言ったのも、やったのも、人生初です。お楽しみください。好きなシーンは、第7話、第9話、第10話の数少ない風夫妻のシーン。外に9人もの愛人を作る夫と、それでも一緒にいる妻との不思議な夫婦の関係が垣間見られます。

2.バカリズムさんの脚本は、テンポの良さと普段絶対に口にしないような台詞の数々が新鮮でした。

■水野美紀(如野佳代役)
浴びました。いろいろ。毎回脚本が届くのが楽しみでした。愛人同士のバトルは清々しい程で、現場は笑いが絶えませんでした。こんなにやり甲斐があって面白い役はそうそうありません。各監督とのコラボも最高に刺激的でした。ラストまで見届けて欲しいです!

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