家入レオ「人生のテーマ歌になったら」『高校サッカー』応援歌に決定

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歌手の家入レオが、日本テレビの冬の風物詩『高校サッカー』第95回大会となる今年の応援歌を担当することが決定した。

これまで、いきものがかり、FUNKY MONKEY BABYS、ナオト・インティライミ、miwa、GReeeeN、大原櫻子、BLUE ENCOUNTといったアーティストが、歌で高校生たちを応援してきた同大会。今年の応援歌は、強くてまっすぐな姿勢やメッセージ性の強い歌詞と圧倒的な歌唱力で、多くの人々から支持されている、家入の『それぞれの明日へ』に決定した。

今回のオファーについて、家入は「歴史ある高校サッカーの応援歌のお話をいただいてとても嬉しかったです。歴代の応援歌に恥じないように自分もサッカーを通じて一生懸命になる思いや姿にスポットをあてて、曲を作っていこうと思いました」とコメント。楽曲制作については「自分の中で大切にした思いとして、やはり選手達には、“やりきってほしい”という気持ちがすごくありました。自分自身毎日同じことの繰り返しのようで、実はその積み重ねが、今後大事な時に自分に返ってくると思っているので、自分を信じて、ひたすらもがいて、前に向かって歩いていってほしいという気持ちで作りました」と紹介した。

また、楽曲を作る中で、大会に関わる人に話を聞く機会があったということで、「一番衝撃を受けたのが、大勢いる部員の中で、先発出場する11人に選ばれる為のドラマが、試合で戦う前にあるということでした。“同じ努力をしているのに自分は選ばれなかった”とか、逆に“自分は選ばれてしまった”とか、様々な思いやプレッシャーがあるということ、本当にこの大会で、色々なことを選手達が学んでいくということを知りました」と語り、「“それぞれの人に同じ明日は無いし、そこで学んだことがそれぞれの未来に活きてほしい”そんな思いから、今回『それぞれの明日へ』というタイトルにしました」と、タイトルに込めた思いを明かした。

さらに、「この歌を聴いて一番感じてほしいことは、自分と向き合ってほしいということです。“下手くそだなぁ”、“向いてないなぁ”“弱気な君もいたね”という歌詞があるのですが、自分と向き合う作業は、自分の弱さが分かりますし本当に辛いことだと思います」と続け、「上手くなるには、まず自分が“下手だ”と思わないと出来ないことだと思います。それを毎日部活でやっている高校生の皆さんには本当に敬意を感じます。“下手くそだな”とか“自分は向いていない”と思うことは、決して間違ったことではないと。ただ、そこで挫折するのではなく、今は辛いかもしれないけど、この先に世界が自分のことを待っているんだと、この歌を通じて少しでも感じてもらえればいいなと思います」と思いの丈を語った。

そして、「大会は勝負の世界なので、勝ち負け、白黒がはっきりつきます。ただどちらの結果になったとしても、自分が大会に参加したということが、どれだけ自分の誇りになるのかということに気づいて欲しいですし、いつか今の苦しみも、活きる日が来るのではないかと。大人になった時、あの時頑張れたのだから、今も絶対出来るって思える自信に繋がるのではないかと。“あの高校時代を頑張れたから、今の自分があるんだよ”と。そういう思いを込めて長い目でずっとみんなで寄り添っていける歌詞にしました。高校生の皆さんはもちろん、頑張っている全ての人たちにとっての人生のテーマ歌になったらいいなと思います」とメッセージを送った。

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