幹事代行サービス利用の同窓会に潜入『マツコ会議』

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マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。9月3日の放送では、利用者が急増している同窓会の幹事代行サービスを探った。

中継班が訪れた丸の内・KITTEでは、幹事代行サービスを利用した千葉県志学館高校の同窓会が開催中。2000年に高校を卒業し、現在35歳になった同窓生たちが集まっていた。幹事代行サービスでは、案内状の送付から出欠の確認、お店の手配、会の受付にスライドショーの製作まで、同窓会にまつわる雑事を一手に引き受けてくれる。

今回、代行サービスを利用した同窓会の代表の女性は、自身が家事代行業を営む経営者で、現在は子育て中だという。マツコが「皆さんはどうなの? ご結婚はしている? していない?」と、周りの3人の友達にも話を聞いていくと、一人だけ独身の女性を発見。「あらぁ~1人だけ」と心底うれしそうな顔をするマツコだった。

サキコさんというこの女性に、マツコが、「誰か(同級生で)気になっていた人とかいないの?」と水を向けると、周りの友達からは「金ちゃん」という声が。間髪入れずに、「金ちゃんどこいるの? 金ちゃ~ん、金ちゃ~ん!」と大声でマツコが連呼。すると、後ろから金ちゃんと呼ばれている男性が登場した。

「でも、金ちゃん結婚しちゃってるんでしょ?」とマツコが尋ねると、「結婚していないんですよ」という返事が。さらに、金ちゃんに恋人がいないことが分かると、俄然やる気になるマツコ。「金ちゃん、隣のカーキのワンピース着てる真珠のネックレスしたボブヘアーの女、どう思う?」とサキコさんについて聞くと、「(高校時代は)仲良かったんですよ」と金ちゃん。すかさずマツコは、「35歳になって、今、女もいなくて一人で生きているわけでしょ。こうなったら仲の良かった女と結婚すればいいのよ!」と詰め寄り、2人を戸惑わせていた。

「恋愛と結婚って違うってことが分かってきたでしょ?」と、マツコの説得が続く中で、ふと、サキコさんの肩に手を回す金ちゃん。その瞬間を目撃し、「この野郎! やだ、ちょっと!」と、大盛り上がりするマツコらスタジオ班。さらに、マツコは、「もし(2人が)結婚するなら、(結婚式で)お祝いコメント出してあげるわよ」と、驚きの約束をする。その後も、なんとか2人の仲を取り持とうとするマツコだったが、「おせっかいすぎ?」「ちょっとやり過ぎかな」と、冷静になる一幕も。

他にもフランスに移住し一昨日帰国したばかりの女性や、高校1年生の時から付き会ってきた夫婦などが登場した今回。幸せそうな人々ばかりが集う同窓会に、マツコは「なんか面白くない」とポツリ。また、代表の女性との会話の中で、「職がない男の子や自信のないタイプの女の子とかは怖くて来れないと思う」「自慢できるところが1個でもないと、なかなか丸腰で挑める現場じゃない」と、同窓会に漂う、特有の“リア充な空気”に言及。さらに、「(私も同窓会に)行きたくない時期があったもん」「今の状況は同級生に見せらんねぇなっていう侘びしい時期があったから」と、自身の経験を引き合いに出し、同窓会に来られない人の心情を代弁した。

最後、金ちゃんとサキコさんに再び迫る中継班。「金ちゃんどうなのよ?」とマツコが問いかけると、「僕は選ぶほうじゃなくサキコがどう思うかなので」と金ちゃん。マツコが「サキコちゃん、ちょっと真剣にやってごらん」と彼女の背中を押すと、「じゃあ、そうしますか、ね」とサキコさん。こうして、晴れて付き合うことになった2人。最高の結末を迎えたところで、マツコが、「やめよう。ダメ、テレビが遊びみたいにしたらダメ。ごめんね、ごめんね」「あんまり(2人を)いじらないほうがいいと思うのよ」と、これ以上、テレビで追求することにストップをかけ、2人のその後をそっと見守っていくことにした。

番組の中で特に気になったものに迫る「さらに掘り下げたVTR」では、幹事代行会社の具体的な仕事に密着。番組HPでは、依頼費0円で儲けを出すカラクリが公開されている。

次回の放送は、会員数が急増しているという、話題のバク転教室に潜入。バク転でモテたい人々とマツコがトークを繰り広げる。

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