カリスマ実演販売士・レジェンド松下の「実力」

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マツコ・デラックスが番組スタッフと企画会議を行い、今話題のディープな場所と中継を結んで、そのエリアを深掘りしていく番組『マツコ会議』(日本テレビ系、毎週土曜23:00~)。7月30日の放送では、売れっ子になれば月収100万円も夢ではない「実演販売士」の育成講座を探った。

実演販売会社のコパ・コーポレーションには、テレビショッピングなどでもお馴染みのレジェンド松下を筆頭に、現在、約30人もの実演販売士が所属。また、実演販売士の育成も行っており、新人たちが日夜、講習を受けているという。この日は、所属1年未満の4人の新人が恵比寿の研修所に集合。先輩の実演販売士から講習を受けていた。

客を実演販売の卓に近づける“陣寄せ”の方法を新人たちに教えていたのは、ボス水野、おーぷん金子と名乗る2人のベテラン実演販売士。おーぷんは、大学在学中にタモリに弟子入りし芸人を目指していたが、夢破れてこの道へ。今では人気の実演販売士になり、1時間でサラリーマンの月収分を稼ぐこともあるという。

「かなりのベテラン臭がする方がいるんですけど」とマツコが指摘する通り、新人の中には年長者も。前職を辞めて、第二の人生として実演販売士を目指す人も少なくないのだとか。そんな一人、ホメーテ渋谷は、元ホームセンターの店長で、42歳の妻子持ち。「前の立場を投げ打って、ここに飛び込んだ」と意気込むホメーテだったが、実は、妻に相談をせず、勝手に店長を辞めたのだという。この告白には、マツコも「え、事後報告だったの!?」と驚きを隠せない様子。さらに、店長時代に比べると収入はガタ落ちし、妻にも愛想を尽かされているというホメーテ。しかし、実演販売士としての実力はそこそこあるようで、マツコも「(稼げるようになったら)奥さんも態度急変するわよ」と励ました。

続いては、客を3つに分類し、そのタイプに合った実演口上を行っていく授業がスタート。おーぷんから、「例えばボールペンを買うときにどこをポイントにしますか?」と聞かれたマツコは、「書き心地」と回答。書き心地を基準に商品を選ぶ人は、身体感覚優位タイプと呼ばれ、実演販売の際には“使用感”をアピールすると買ってくれやすいのだとか。その他に、商品の色やデザインを重視する視覚優位タイプや、ネットや周囲の人の評判を重視する聴覚優位タイプがいるという。

マツコは、実際に商品の効果を見せられると購買意欲がそそられると語り、「よく考えたら、私、『ショップチャンネル』とか『QVC』で、一時、破産するんじゃないかっていうくらい買ってた」と告白。さらに、テレビショッピングでは、商品よりも紹介する人に注目するそうで、「何人か好きな人がいるんだけど、その人が(テレビショッピングに)出てると観ちゃうし、苦戦してると応援しなきゃって思って、買っちゃったりするんだよね」「あんまり欲しくないけどデジカメ2台買っちゃったり」と打ち明けた。

続いて、ロック石山という新人の男性が、単三電池で使える電球型ライトを実際に実演販売してみることに。そつなくこなしていたが、最後、焦りが出たのか、思わず商品の電球型ライトを落としてしまう。その電球型ライトが転がった先には、コパ・コーポレーションの取締役でもある、レジェンド松下が立っていた。

「レジェンドこの野郎! いたのか!」とマツコ。そして、レジェンドに、同じくその電球型ライトを実演販売してもらうことに。「この商品を買わせて、初めてこの人の真価がわかる」とプレッシャーをかけるマツコだったが、いざ実演が始まると、レジェンドの流れるような口上や説得力のある商品説明に感心しきり。「すごい、うまい」「くやしいけど、お前はすごいね」と手放しで褒め称えるのだった。

他にも大学4年生の女子や元タレントの新人実演販売士が登場した今回。番組の中で特に気になったものに迫る「さらに掘り下げたVTR」では、ホメーテ渋谷の実演販売に密着。番組HPでは、売り上げ目標10万円を目指し、一生懸命に実演販売を行うホメーテの姿が公開されている。

次週、8月6日の放送は、新規ビジネスを立ち上げる人が集まるドローン学校で、成功を夢見る生徒たちとマツコがトークを繰り広げる。

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