柳楽優弥、涙ながらの熱演が話題に『ゆとり』第9話

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岡田将生松坂桃李柳楽優弥がゆとり世代の若者を演じるドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)。6月12日放送の第9話では、柳楽の迫真の演技が話題を集めた。

本作のテーマは、野心なし、競争意識なし、協調性なしと言われる「ゆとり世代」。2002年に行われた教育改正。完全週休2日制。授業内容、時間数削減。絶対評価導入。1987年生まれの「ゆとり第一世代」は、今年で29歳と人生の岐路を迎える。しかし、高校が休みの土日は塾通い。大学3年生、就活しようとしたらリーマンショック。いきなりの就職氷河期。入社1年目の3月に東日本大震災。“みんな違ってみんな素敵”と教えられたはずが、気づけばここは“優勝劣敗の競争社会”。果たして、「ゆとり世代」は本当に「ゆとり」なのか? 本作では、アラサー男子3人が、仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながらも、懸命に世の中の理不尽に立ち向かっていく。毎日に奮闘する人たちが行き交う、「ゆとりなんてない」人間ドラマだ。

第9話は、正和(岡田将生)と山路(松坂桃李)が、働いていた店が警察のガサ入れ受け逮捕されたまりぶ(柳楽優弥)を救う為、彼の父でありレンタルおじさんの麻生(吉田鋼太郎)が呼んだ弁護士と会う。現れたのは、まりぶの異母兄・政伸(平山浩行)。政伸は、麻生ともまりぶとも険悪な関係で、面会ではまりぶとつかみ合いのケンカに。一方、酒蔵を継いだ正和は営業に苦戦し、茜(安藤サクラ)に叱咤される。そして、性教育の授業を控え、緊張する童貞の山路のもとに、正和と茜の結婚式の招待状が届くが……。

今回は、浮気の末の離婚など、これまで父親らしいことをしてこなかった麻生に対して、まりぶが言ったセリフが話題に。暴れるまりぶに対して、麻生が「元はといえば自業自得……ああ、すまん。俺はお前にそんなこと言える資格がない。自分のこと棚に上げちゃてるからさ……」と伝えると、まりぶが「他に誰が言うんだよ。俺に。いねえだろあんたしか。しっかりしてくれよおっさんよぉ」「安く謝んじゃねえよ。謝って済むほどあんたのしたことは軽くねえよ。レンタルだったらチェンジだよ、とっくに。チェンジできねえからムカつくんだよ。アンタしか居ねえから、親だったらもっと親らしいこと言えよ。てめえの事なんか棚に上げりゃいいじゃねえかよ。親なら親らしくしろ。選べねんだから、こっちはよ」と言い放ち、涙をこぼしながら殴り合いの親子ゲンカを繰り広げた。

このシーンを受け、視聴者からは「何か泣ける」「柳楽くんすごかったな。もらい泣きしちゃったもん」「柳楽くんの演技が素晴らしい」「柳楽優弥の演技は最高だった。一緒に泣き笑いしたよ」と反響を呼んだ。そして、19日の最終回に向けて「あと1回で終わっちゃうのか」「寂しいけど楽しみ」といった声が上がっていた。

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