映画『デスノート』続編は東出昌大×池松壮亮×菅田将暉 第1弾キャスト発表

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大人気コミックを実写化して、好評を集めた映画『デスノート』(2006年)の10年後を描く続編『デスノート 2016』が、2016年秋に公開されることが決定。合わせて、3人のキーパーソンを、東出昌大池松壮亮菅田将暉が演じることも発表された。

2006年に公開された映画『デスノート』では、名前を書き込むことで人を殺すことができるノートを使用し、犯罪者のいない新世界を造り、神になろうとした青年・夜神月(藤原竜也)、通称“キラ”と、彼を捕まえようとする世界的な探偵・L(松山ケンイチ)との熾烈な心理戦・頭脳戦が描かれた。それから10年後に舞台を移し、正統な続編として紡がれる本作には、“デスノートを追う男”、“デスノートを封じる男”、“デスノートを制する男”という3人のキーパーソンが登場し、6冊のデスノートを巡って三つ巴の戦いを繰り広げる。

東出が演じるのは、デスノート対策本部特別チームの捜査官で本作の主人公・三島創。10年前のキラ事件と夜神総一郎の資料から夜神月のことを徹底的に調べ上げ、研究ノートを作成。“デスノートヲタク”と呼ばれるほど「事件とルール」に精通している人物だ。東出は、「もともと原作世代なので、前作の映画も観ていたし、その10年後を演じる意義やプレッシャーも感じますが、きっと池松くん、菅田くんと共演できたからこその物語になっていると思います」とコメント。

池松が演じるのは、三島とともにデスノートを追う世界的探偵・竜崎。Lが生前に遺した遺伝子から生まれた、正統な後継者。池松は「松山さんの作り出した歴史に残るLという凄いキャラクターを継承しつつ、やるからには、はるかに凌駕するつもりで頑張ります」と意気込む。

そして、狂った男に一家全員を殺され、その犯人をキラが殺してくれたことからキラ信者になった狂気の天才サイバーテロリスト・紫苑優輝役の菅田は「原作の夜神月とLの戦いから繋がる後半の物語も僕は大好きなので、そこに登場するメロとニアのトリッキーなキャラクターに、現代っ子感を少し足したイメージです」と、自身の役柄のイメージを明かす。

監督を務める佐藤信介は「デスノートをめぐる、人間のぶつかり合いを、描きたいと思っていました」と話し、「東出さんは、この役にぴったりでした。キャラクターばかりでなく、立ち姿、そして、その人間性において。この映画の柱を支え、この物語を、現実的なものに着地させられたのは、豪快かつ繊細な、東出さんのパワーによります。池松さんは、『砂時計』という映画で、8年前にご一緒していました。今度はあの時とまったく異質な役。しかしこの役を池松さんは、想像以上の人物に育ててくれました。菅田さんは、変幻自在、自由闊達な役者です。自然味を保ちながらも、奇抜なフィクションをも演じられる、まさに映画が欲する役者だと思いました」と、それぞれの起用理由や印象を語った。

[ストーリー]デスノートを駆使して世の中に野放しになっていた凶悪犯を次々と死に追いやったキラこと夜神月と、命をかけてキラを食い止めたLとの天才同士の対決から10年。再び、死神が地上にデスノートをばらまき、世界中が大混乱に陥っていた。そんな中、夜神総一郎が立ち上げた<デスノート対策本部>は存続していた。すでに亡くなった総一郎の跡を継ぐべく、キラ事件に精通した三島を筆頭に、唯一10年前のキラ事件を経験した松田ほか5人の対策特別チームの捜査官たちを中心に警視庁内に本部を構えていた。ロシア、ウォール街、そして渋谷でのデスノートによる大量殺人が行われる中、世界的私立探偵にして、“Lの正統な後継者”竜崎が加わって事件解明に当たり、地上には6冊のデスノートが存在することが判明。その矢先、キラウィルスと呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散され、「他の所有者に次ぐ。速やかに私に差し出せ」とデスノートの提出を呼びかけるメッセージが……。6冊のデスノートを全て手にした者が地上を制する。キラ復活を望む者、それを阻止する者たちとの究極の争奪戦の幕が切って落とされた!

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