宮崎駿は「バルス祭り」を知らなかった! 金曜ロードで『ラピュタ』2週連続ジブリ作品放送

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日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜21:00~)で、スタジオジブリ作品を「2週連続 冬もジブリ」と題して放送することが決定。2016年で公開30周年を迎える『天空の城ラピュタ』(1月15日)と、誰もが共感できる少女の成長物語『魔女の宅急便』(22日)に合わせ、デジタル企画も行われる。

1 週目の『天空の城ラピュタ』は、宮崎駿監督が贈る壮大な冒険ファンタジー。空から舞い降りた少女・シータを守るため、空に浮かぶ幻の島“ラピュタ”を舞台に少年・パズーが大奮闘する物語だ。近年のテレビ放送時には、「滅びの言葉=バルス」がTwitterなどのSNS上を埋め尽くすことでも話題を集めている。

今回の放送では、スタジオジブリ作品の放送ではおなじみになった、物語をより楽しめるシーンガイドをはじめ、様々な企画を展開。まとめサイト風の特設サイトもオープンし、友だちにシェアしたくなる、とっておきの「お得情報メモ」を、放送に先駆けて公開していく。さらに、「滅びの言葉=バルス」が「何時何分何秒」に放送されるのかを予想する企画も実施。秒数までピッタリ当てると、番組公式HP でプレゼントの応募に使用できる「シネマクラブポイント」を獲得することができる。そして、「滅びの言葉」の瞬間に、データ放送や特設サイトに「何かが起こる」かもしれないと、アナウンスされている。

これを受け、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「バルス祭りって誰が始めたんですかね。『金曜ロードSHOW!』ですか? 誰かがきっかけを作ったと思うんですよね。やっぱり誰か最初に言う人がいて、それを支持する人がいた」と振り返り、「僕は好きですよ。僕、お祭り好きなんで(笑)」と好意的なコメント。そして「でも、このことを多分知らないのは、たった1人世の中にいますね。このバルスがね、これだけ世間で評判になっているのを知らないのは、誰であろう、宮崎駿ですよね(笑)」と明かし、「僕も本人に言ってないし、周りの人たちもね、言わないようにしているんです。言う必要がないんですよ。僕は自分では(バルスを)つぶやくことはしないけれど、一度、ニコニコ生放送で、立ち会ったことあるんですよ。そうすると、ああいう時はある種の興奮が生まれますよね。それはすごく、僕も楽しいです。やっぱり仕掛ける方だから、自分がその中に入るっていうより、みんながどうなるかに興味があるんです。みんなが騒いでくれるとすごく嬉しいんですよ」と語った。

2週目の『魔女の宅急便』は、13歳の女の子・キキが、魔女のしきたりで独り立ちのため修業の旅へ。魔女といっても出来ることといえばホウキに乗って空を飛ぶだけ……。たったひとつの特技を使って宅急便を始めたキキが、様々な出会いの中で自立への一歩を踏み出しいく様子を描いた不朽の名作だ。

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