斎藤工×窪田正孝の“相棒”ドラマが1月スタート 有栖川有栖の小説を実写化

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日本テレビ系の2016年1月期の日曜ドラマが、『臨床犯罪学者 火村英生の推理(仮)』に決定。斎藤工が物語の主人公で犯罪学者の火村英生役、窪田正孝がその相棒で推理小説家の有栖川有栖役(通称:アリス)を演じることがわかった。

本作は、「双頭の悪魔」や「女王国の城」で知られる有栖川有栖による小説「作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)」が原作。謎と闇を抱えながらも犯罪捜査にストイックな姿勢を見せる火村と、彼の葛藤と脆さを救おうと使命感を持つアリス。切なさを秘めたバディの、友情と信頼関係の妙が人気を博している、20年以上続くロングセラーシリーズだ。以下で、火村役の斉藤とアリス役の窪田、原作者の有栖川のコメントを紹介する。

<斎藤工コメント>

――出演が決まった時の感想と意気込み

日テレでは以前、「ラジかる!!」という生放送の番組に出させていただいていて、ロケで温泉に入ったり、視聴者からのお手紙を読んだりと、俳優業とは違った仕事をさせていただいていたんですが、今回、俳優としてドラマの主演を務めさせて頂けることを大変嬉しく思っていますし、その時のスタッフさん達にまず報告したいと思いました。数いる俳優の中から僕を選んでくれた訳ですから、恩返ししたいなと思っています。

――原作「火村英生シリーズ」の印象

今もなお続いている有栖川有栖さんの名作をドラマ化するということで、その“大河”の旨味を凝縮した、スタイリッシュな作品にしたいなと思いました。そういう意味では、僕が演じる火村英生も、映画やドラマで生まれてきた数々の探偵の旨味を凝縮したキャラクターだなと感じたので、日本の探偵のかっこよさを生み出せていけたらいいなと。あまり背負い込みすぎず、まずは楽しく演じていきたいなと思いました。

――役作りでこだわりたい点

自分の人生の中で経験してきたことや身についた“なにか”を役にぶつけて、どこか特徴的でオリジナリティーのあるキャラクターにしたいなと思っていますし、今はその“なにか”を作り上げる献立を思考している最中でして、今後、共演者、スタッフのみなさんと一緒にその献立をもとに、しっかりした作品を築いていきたいなと思っています。また、自分を“厳しい視聴者”に置き、「僕だったらどんな探偵が見たいか?」を常に意識しながら、今まで生まれてきた数々の探偵たちに挑んでいきたいなと思っています。

――窪田正孝さんとの共演について

窪田くんとは以前から何度か共演させていただいていますが、その頃から、彼の俳優としてのスペックに驚かされていましたし、どこまで飛躍し続けるのだろう、と見ていました。 そんな彼とバディを組むということで、大変楽しみでもありますし、“今”の彼と組むことで生まれる化学反応をしっかりと作品に宿したいと思っています。

――視聴者の方々へのメッセージ

スタイリッシュであり、どこか武骨でもある作品にして、多くの方々に楽しんでいただきたいですし、海外の方が見ても引き込まれる、魅力ある新しい形の作品にしたいと思っていますので、是非楽しみに待っていてください。

<窪田正孝コメント>

――人気作のドラマ化にあたっての意気込み

たくさんの人に愛されているシリーズ作品だからこそ、誠意をもって大切に挑んでいきたいです。ドラマ版・有栖川有栖の色を早く掴んで現場に馴染んでいきたいです。

――原作「火村英生シリーズ」の印象

火村英生という天才。瞬時に人物や物事を的確に言い当ててしまう頭脳の持ち主であり、その反面、人と違う感性もありアウトローのような雰囲気をもつ人物だなと感じました。有栖川有栖として彼を理解し支えられるような、そしてときには主人公・火村に刺激や事件のヒントを与えられるような存在になっていきたいです。

――役作りでこだわりたい点

有栖川有栖を演じる上で火村英生との距離感が大切だと感じました。相方のような雰囲気もありつつ、火村英生に静かな勝負心を持っている部分もあります。推理作家という違う視点から難事件に挑んでいきたいです。あとやっぱり関西弁は頑張りどころのひとつと受け止めています(笑)。

――斎藤工さんとの共演について

工さんとは何度か共演させて頂いていますが、相方のような形でご一緒させて頂くのは初めてなのでワクワクしています。今作でガッツリ芝居して、たくさん刺激、経験をさせていただきたいと思っています。

<原作者・有栖川有栖コメント>
シャーロック・ホームズ、エルキュール・ポワロ、明智小五郎、金田一耕助……。ミステリーの輝かしい名探偵たちは、映像の世界でも活躍をしてきました。火村英生と有栖川有栖が小説から抜け出し、彼らの“推理の冒険”をドラマでご覧いただけるのは原作者として喜びです。面倒くさいところも多々ある二人ですが、斎藤工さん、窪田正孝さん、どうかよろしくお願いいたします。

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