新垣結衣の“セリフ回し”に注目 西尾維新原作ドラマ『掟上今日子』第1話

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西尾維新の原作小説が、新垣結衣を主演に迎えて初めて実写化されることで注目を集めている連続ドラマ『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系、毎週土曜21:00~、初回15分拡大)が、10月10日にスタートする。

西尾作品の映像化は、これまでアニメに限られていた。大ヒットした『物語』シリーズや『めだかボックス』で行われてきたのは、情報量の多さをまかなうための特徴的なカット割りや文字テロップの多用。独特なテンポ感の演出によって原作の世界観を損なわずに表現し、人気を獲得してきた。今回のドラマ版『掟上今日子』でも、テロップなどの手法を取り入れ、事件シーンの説明などがわかりやすく作られている。

そして、新垣演じる主人公・掟上今日子は、白髪頭にメガネという出で立ち。まさに二次元の世界から飛び出してきたようなビジュアルで、西尾作品の特徴の一つでもある、難解ながらもどこか心地よいリズムのセリフを紡いでいく。実写化が発表された際に、ネット上では「これはレベル高そう!! 新垣結衣様なら実写化、成功間違いなし!」「どうしようすごく見たい、楽しみ!」といった声が続出。新垣にかかる期待は大きいと言えそうだ。

新垣の相手役・岡田将生演じる隠館厄介は“常に運の悪い男”という触れ込みの通り、第1話から様々な不幸エピソードが明かされ、思わず今日子が同情する場面も。このほかにも、回を追う毎に個性的なキャラクターが続々と登場する。

[第1話あらすじ]“史上最も運が悪い男”隠館厄介(岡田)は、今日もいつも通り周りから疑われていた。彼が勤める研究所で、機密データが入ったSDカードが消えてしまったのだ。挙動不審だというだけで、所員全員から犯人と決めつけられ、厄介はこう叫んだ。「探偵を、呼ばせてください!」。そんなSOSの電話を受けた、アパルトマン兼カフェ「サンドグラス」のオーナーで、探偵斡旋所も経営する絆井法郎(及川光博)は一人の探偵を派遣した。それが、寝てしまうと記憶が1日ごとにリセットされるため、どんな事件も1日で解決する、“最速にして忘却の探偵”掟上今日子(新垣)であった。
今日子に初めて出会った厄介は、その姿に思わず心を奪われてしまったが、今日子の仕事ぶりといえば冷静沈着そのもの。今日子が調べたところ、研究所の出入り口のセキュリティーは完璧で、事件当日厄介も含めた所員5人以外に部屋に出入りした人はいない。SDカードはまだこの部屋のどこかにあると確信した今日子は、全員の事情聴取を始めるのだった。 はたして今日子は、事件を忘れる前に謎を解き、厄介を救うことができるのか!?

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