山崎賢人「ダメっぽさで母性本能をくすぐる」『ヒロイン失格』トークイベント

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桐谷美玲が主演を務め、人気コミックを実写化した映画『ヒロイン失格』(9月19日公開)。28日、大阪・あべのキューズモールでトークイベントが開催され、桐谷演じる松崎はとりの幼馴染・寺坂利太役の山崎賢人が登壇した。

『ヒロイン失格』は、「別冊マーガレット」(集英社)にて連載され、全10巻で累計発行部数140万部を超える、幸田もも子の人気同名コミックが原作のロマンティック・コメディ。主人公の松崎はとり(桐谷)は、幼馴染の寺坂利太(山崎)に恋する高校生。絶対的な自信を持っており、自分が彼の“ヒロイン”だと思い込んでいる。しかし、利太が、六角精児似のクラスの中でもイケてない女の子・安達未帆(我妻三輪子)に告白され、付き合い始めるというまさかの展開に「え、あたしヒロインじゃないの?」と、2人の関係に悶絶。そんな中、学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)がはとりに興味を持ち始め、まさかの三角関係に発展していく。

会場に登場した山崎が「皆さんお集まり頂き本当に有難うございます。今日は一緒に楽しみましょう!」と呼びかけると、集まった約3000人のファンは大盛り上がり。山崎は、自身が演じる“風のような男”という利太について「つかみどころが無いし、弘光と比べてカッコイイところも少ないけれど、あえてダメっぽさを出して女性の母性本能をくすぐることにしました」と、キャラクターの特徴と役作りのポイントを明かした。さらに、「ちょっとめんどくさがりな部分があったり、坂口さんが演じた弘光みたいにカッコイイことができないところが自分と似ていますね(笑)」と、利太との共通点を語った。

イベントではトークのほか、ステージ上に「ヒロイン合格!?&恋愛成就祈願」と題した特注巨大絵馬が登場。この絵馬は、あべのキューズモールをスタート地点に、名古屋、大阪をまわり、各地でキャストや『ヒロイン失格』ファンの願い事を貼っていき、9月の舞台挨拶で東京に戻ってくるというもの。大事なトップバッターを務める山崎は「『ヒロイン失格』を観て笑って泣いて沢山の方が幸せになりますように!」と、絵馬に込めた願いを読み上げた。そして、「『ヒロイン失格』は恋愛映画ですが、撮影現場では英監督が常に笑っていたくらい面白いシーンも沢山ある作品です。桐谷さん演じるはとりの天真爛漫さや邪道ヒロインぶりもすごい。“私が好きな利太”と“私を好きな弘光”との間で揺れ動くはとりの気持ちが、どっちに行くのか最後まで分からないので、そこも楽しめると思います」と見どころをアピールした。

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