窪田正孝と山崎賢人の“肉弾戦”も『デスノート』第8話のオリジナル展開が面白すぎると話題

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8月23日に放送された連続ドラマ『デスノート』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)第8話が怒とうの急展開を見せ、Twitter上で様々な意見が飛び交うなど、ネット上で盛り上がりを見せている。特に、月(窪田正孝)とL(山崎賢人)の“肉弾戦”や、魅上照(忍成修吾)のセリフ「削除削除削除」が話題に。まずは、第8話のストーリーを振り返る。

第7話で月は、名前を書くと人を殺すことができる「デスノート」を使って犯罪者を裁いていた“キラ”としての記憶を取り戻した。月が所有権を放棄(=記憶を失う)したノートは、いったん火口(柏原収史)に使われ、今はLの管理下にある。第8話では、ある場所に隠したもう1冊のノートを取り戻すべく、月が、第二のキラ・弥海砂(佐野ひなこ)に取りにいくよう指示するところから始まった。

原作漫画では、ノートを再び手にした海砂が記憶を取り戻し、死神と取引して人間の名前を見ることができる「死神の眼」を手に入れ、Lを抹殺しようとする――という展開だが、ドラマ版では、海砂が地中に埋めたノートを取り出そうとした瞬間、以前に彼女の両親が殺された事件を担当した検事・魅上照(忍成修吾)が雇った男に殴られて気を失ってしまう。この時点から、原作にはほとんど存在しないドラマオリジナルの急展開がスタート。

海砂の代わりにノートを手にした魅上は、月とはまた違った種類の正義感と動機によって、犯罪者を次々に裁き始めた。ここで、原作でも印象的な、魅上が一心不乱にノートに犯罪者を書き続け「削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除」と言うシーンが登場した。やがて、月とLは、それぞれ別のルートから魅上にたどり着いた。月は魅上に直接電話をかけ、「ともに戦い、邪魔者を消していこう。犯罪者のいない世の中を」と協力を呼びかける。

Lは、ニア(優希美青)をキラ対策本部に連れていき、「右腕です」と紹介。ニアは、Lがキラに敗北することを覚悟しているのではないかと心配する。そんな中、月と示し合わせた魅上が検事としてキラ対策本部に乗り込み、火口が起こした殺人の証拠であるノートを押収すると宣言。しかし、月とLの姿は見えず、ノートもなかった。

Lはノートを持ち出したうえ、月を廃ビルのような場所に呼び出し、その様子を隠しカメラでキラ対策本部のモニターに映し出した。Lは皆が注視する中、「ノートは一部を切り取って使うこともできるのではないか」と語り、そうすることで月が数々の局面を切り抜けてきた可能性を示唆。さらに、月がノートに加筆した嘘のルール「名前を書き込んだ人間は、13日以内に次の名前を書き込まなければ死ぬ」を疑い、月と海砂が13日以上監禁されていたことで無実とする根拠を揺るがした。

その後、Lは「ここからは捜査とは関係ありません、私個人の判断での行動です」と語ってカメラを壊し、二人きりで対峙した月に呼びかけ始める。Lは月がキラだと確信していた。「君を止めてあげたい。だって友達だろ」と、ノートに月の名前を書き始める。あわてて止めようとする月とLは、激しい取っ組み合いに。原作では二人の頭脳戦に焦点が当てられていたが、この場面は紛れもなく“肉弾戦”。結局、月が競り勝ち、Lからノートを奪う。そこで、月のスマホにメールが。死神の眼を持った魅上が、先ほどのモニターでLの名前を確認し、送ってきたのだ。

「できるならキラが作る世界を見せたかった。できるなら、ずっと友達でいたかった。だけど、こうするしかないんだよ。さよなら」月は、ついにノートにLの名前を書いた。しかし、所定の時間が経ってもLは死なない。愕然とする月――。

Twitterでは、「この急展開、面白すぎる」「漫画やアニメと全然違うんだけど、なんかすっごい面白くなってきたー!」「本当にすごかった。原作と展開が違うので、スリルがあった。キラの本性が出てくるところや、それでもLと友達がよかった、というところに切なさが滲み出ていて惹きこまれた」「どうしてLは死ななかったのか考えてみたんだけど……」といったオリジナル展開に対する意見で盛り上がった。また、「ドラマのデスノートの魅上、完成度高い」「いいねえ、魅上照さんの削除」と、忍成が演じた魅上の完成度を賞賛する声も。

さらに、「Lが月と無理心中しようとしてるんだけど、えっなにこれ?」と、まさかの“肉弾戦”に衝撃を受けつつ、「月もLも演技がすごすぎる。まじ怖いわ」といった、二人の演技を評価する声も多く挙がっていた。「昨日のデスノートはLさんが最高だったね。デスノート使い始めの頃の月くんの心境を綺麗に言い当てていくところがグサグサきた。そして図星な月くんの表情も最高だった」「窪田正孝の演技力で中々キレッキレのドラマになりつつある。先週の“計画通り”もだし、Lの本名告げるとこなんて鳥肌もんだった」など。

この第8話の視聴率は11.4%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯視聴率)。今後の展開が全く予想のつかない終わり方だったため、30日に放送される第9話はさらに大きな話題になりそうだ。

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